和田騎手は複勝率55.6% 小倉記念は「和田騎手」×「同距離」×「5歳」を狙え
SPAIA編集部 喜畑恵太
Ⓒ明石智子
和田騎手&武豊騎手に注目
8月4日(日)に行われるのが小倉記念(GⅢ 芝2000m)である。今週競馬界はディープインパクト死去のニュース一色。この馬にも思い出はいろいろとあるのだが、小倉記念の日にも自分自身思い出がある。それは小倉に2016年に遠征したこと。当時、関西の某新聞社で働いていたのだが、先輩方の小倉はいいぞ~との誘惑に乗って土曜から前乗りし、小倉を大満喫。
次の日に小倉記念を見に競馬場に行ったのだが、その日の新馬戦を勝ったのがレーヌミノルであった。このレース、2、3着にダートが得意なパイロ産駒が入るようなレベルのレースで、そこで勝つには勝ったという程度だったので、弱いというイメージが頭から離れなかった。この馬がまさかのちに桜花賞馬になるとは。固定概念とは怖いもので、あそこで出会ったという理由で、桜花賞で相手に買っておけばよかったものの、ロマンのひとかけらも持ち合わせていない私には到底当てられるわけがなかった。
ちなみに、この年の小倉記念を制したのはクランモンタナ。一時、追いかけていたのだが、この日は一円たりとも買わず痛い目にあった。予想下手は昔から変わっていないのかも。
下を向いても始まらないので、今回も「データ」×「データ」予想で小倉記念を占っていく。
まずは過去10年の小倉記念の「騎手別」データ。
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過去10年くらいでは騎手に色が出ることはなかなかないのだが、和田騎手、武豊がここ10年で5回も馬券圏内に入っている。浜中騎手も4回と珍しく色濃く出た。
距離延長組は不振
続いて過去10年の「距離短縮・延長」の成績。
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距離延長組の連対率は2.3%。44頭も入っているのにこの成績はかなり悪い。小回りコースなのでごまかしが利きそうなのだが、重賞まで来るとそうはいかないのかも。
最後に年齢別成績。
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数の上では7歳以上の高齢馬も頑張っているが、4、5歳の複勝率のよさは目立つ。
「和田騎手」×「同距離」×「5歳」が本命
今回は
「和田騎手or武豊騎手or浜中騎手」×「前走から同距離or距離短縮組」×「4or5歳」
のデータに注目したい。
これにぴったり該当するのがクリノヤマトノオー。後ろから行くタイプで当てにできないのだが、今回も主戦の和田騎手が乗ってくれたのは大きなプラス。重馬場でも勝ったことがあるが、前走は福島の荒れた馬場に決め手をそがれた感じ。パンパンの良馬場で決め手を発揮すればアッといわせる場面を見せられないか。
相手は2つのデータに当てはまった中から選びたい。まずはメールドグラース。ルーラーシップなのでエンジンのかかりが遅く、直線の短い小回りはどうかと考えたが、実は小倉で2戦2勝と心配なし。連勝馬に逆らわないのは自分の中での基本的なスタンスなので評価したい。
あとは、武豊騎手騎乗のアイスストーム。距離延長のデータの悪さは気になるが、こちらも連勝馬だし、このレースと相性のいい4歳馬なので一応押さえる。浜中騎手騎乗のストロングタイタンは、騎手データ以外の上積みがなく今回は見送り。
最後に騎手同様に小倉記念を得意としている厩舎が。それは池江厩舎である。過去10年でこのレースの成績が(1,4,1,7)と13頭出走して複勝率が約5割あるのは優秀。今回3頭出しだが、本命のクリノヤマトノオーは人気がないだろうし、毎年波乱傾向のあるレースなので全て押さえておきたい。
今回はSPAIAサマーシリーズの予想対決なので、クリノヤマトノオーからメールドグラースに馬連1000円、ワイド2000円ずつと、クリノヤマトノオーからアイスストームに馬連500円。あとはクリノヤマトノオーから池江厩舎の3頭、アイスバブル、カフェブリッツ、ストロングタイタンに馬連500円ずつで勝負。
予想対決で1人置いてけぼりを食らっているので、少しでも借金の返済をしたい。
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