ライオンボスが3連勝で重賞初制覇 SPAIA予想陣でも連勝を挙げた人が! 先週のレースを振り返る

SPAIA編集部

アイビスサマーダッシュを勝ったライオンボス

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

3連勝で重賞初勝利

7月28日、新潟競馬場では新潟名物の直線競馬によって争われるアイビスサマーダッシュ(GⅢ・芝1000m)が行われた。果たして予想結果はどうだったのかを振り返っていこう。

スタートしてすぐに、カッパツハッチとレジーナフォルテがハナに立つ勢いだったが、1番人気のライオンボスもすぐに外ラチ沿いへと進路をとり、3頭が一団となってレースは流れる。

ゴールまで200mの地点を過ぎても、ライオンボスとカッパツハッチの足は衰えることなく、ライオンボスがそのまま押し切り、3連勝で重賞初勝利を飾った。2着はカッパツハッチ、3着は道中4番手を追走していたオールポッシブルと先行した各馬での決着となった。

サマーSPAIAシリーズ5戦目終了時の結果

ⒸSPAIA

サマーSPAIAシリーズの馬券対決の結果は、カッパツハッチが本命の門田氏とライオンボスを本命にしていた三木氏が見事に馬連を的中。門田氏は同シリーズ初の的中、三木氏は中京記念に続いて2週連続の的中となった。

一方の喜畑氏は、馬単でライオンボスを押さえてはいたものの、ダイメイプリンセスとの折り返しのみだったので、またしてもハズレで5連敗となってしまった。


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着差以上の完勝

札幌競馬場では、秋以降の牝馬路線において重要なステップレース、クイーンS(GⅢ・芝1800m)が行われた。上がりタイムとローテーションを重視した2つの予想は的中したのだろうか。

ハナを切ったのはリリックドラマ。1馬身差でぴったりとウインファビラスが2番手を追走する形で前半1000mを1:00.6で通過した。

4コーナーで後続との差が縮まり、道中4番手を追走していたミッキーチャームが抜群の手応えで直線へと向く。ゴール前、外からカリビアンゴールド、馬群を割ってスカーレットカラーが襲いかかるが、そのままミッキーチャームがクビ差で押し切って勝利した。勝ちタイムは1:47.0だった。

東大ホースメンクラブが述べていたとおり、長距離輸送に不安を抱えるミッキーチャームにとって、輸送のない滞在競馬で+10kgで出走できたのが、今回の勝利につながったのだろう。しかし予想は▲ミッキーチャームが勝利したものの、◎フロンテアクイーンが7着、○ダノングレースは14着という結果に終わっている。

一方の三木氏の○スカーレットカラーが2着、◎カリビアンゴールドが3着と狙いはよかったものの、勝ったミッキーチャームを小回りコースでの上がり平均が35秒台だったことから、思い切って無印にしてしまった。それがアダとなり、3連複12,310円を取り損ねる悔しい結果となった。


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歴史に残る大激戦

7月27日、イギリス・アスコット競馬場ではヨーロッパにおける上半期の総決算キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(GⅠ・芝2390m)が行われた。このレースには日本からシュヴァルグランが参戦した。

戦前の人気は、世界最強馬エネイブルが1.2倍の断然人気に。2番人気は3連勝中で、前走のプリンスオブウェールズSでGⅠ初制覇を飾るなど、勢いに乗るクリスタルオーシャンが6.1倍。3番人気は8.2倍で今年のイギリスダービーを制したアンソニーヴァンダイク、日本のシュヴァルグランは16.7倍で4番人気に推されていた。

スタート後、先手を取ったのはノルウェー。2、3番手もマジックワンド、ハンティングホーンとアイルランドの名門、オブライエン厩舎が送り込んだ馬たちがペースを作る展開に。いつものように前につける競馬をするかと思われていたエネイブルは、後方外目という意外な位置取りとなった。

最終コーナーでクリスタルオーシャンが早めに動くが、エネイブルもすかさず進出。直線に向き、残り400m過ぎからこの2頭による一騎打ち。内にクリスタルオーシャン、外にエネイブルがぴったり併せ、追い比べはゴール前まで続いたが、歴史に残る追い比べを制したのはエネイブルだった。



注目されたシュヴァルグランは、エネイブルの直後をぴったりとマークする形でレースを進めていたが、上位2頭の前になすすべがなく、6着という結果に終わっている。前日まで40℃近い猛暑に見舞われ、固い馬場だったアスコット競馬場だったが、レース当日の朝に雨が降り、状況は一変。稍重のコンディションとなってしまい、馬場も合わなかったのかもしれない。日本馬によるキングジョージ制覇の夢は、また来年以降に持ち越しとなった。

予想は◎エネイブル、○クリスタルオーシャン、☆ヴァルトガイストで見事に的中。しかし、結果はレーティングの上位3頭での決着となったため、3連単でも1,710円という配当に終わった。


▽《予想記事》▽
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