競馬のレースの種類をわかりやすくご紹介!
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競馬のレースは日本全国で行われていて、種類やランクもさまざまだ。
そこで、これから競馬を始めてみたい方に向けて、ランクや距離など4つの項目に分けてわかりやすくご説明する。
まずは競馬の基本となるランクとは
まずは“G1”や“G2”などといった、レースの格付けとなるランクだ。
JRAでは全部で8つのランクがあり、獲得賞金によってステップアップしていく。最初は新馬戦となる未勝利のレースから始まり、やがてはオープンクラスと呼ばれる、G1・G2・G3を目指す。当然、クラスごとにレースが行われていて、“重賞”という上位のクラスに入るために馬たちは競い戦っている。新馬戦から好きな馬を見つけて応援したり、オープンクラスの最高峰レースを楽しんだりと、さまざまな楽しみ方ができる。
競馬のレース距離の分類とは
続いての重要なポイントは、レースの核となる“距離”だ。競技場やレースの種類によって1000mから3600mまでの間で、一般的に5つに分類されている。
- “スプリント”と呼ばれている短距離(1000mから1400m)
- “マイル”レース(1400mから1800m)
- 世界のレースでもスタンダードな“中距離”レース(1800mから2200m)
- “クラシックディスタンス”と呼ばれる中長距離(2200mから2800m)
- “長距離”レース(2800m以上)
となっている。余談だが、2400m以上の長距離が得意な馬を“ステイヤー”と呼び、スプリントなどの短距離が得意な馬を“マイラー”と呼ぶ。
レースよって決められたさまざまな条件とは
競馬のレースには次のような、さまざまな条件がある。
- 限定戦
レース内容によっては競走馬の年齢や、指定された性別などの条件をクリアーしなければ出走が認められないレースがある。 - 斤量
レースの際に基準が定められた、競走馬が背負わなければならない負担重量があるレースだ。各レースによってルールが異なるが、全てのレースで同じ規程で性別や年齢によって決まる“馬齢”やレースごとに重量差が決められる“定量”、勝利数や獲得賞金で決まる“別定”がある。 - ハンデ
強くて速い馬を重くして、競走馬を均等に勝てるようにしたレースだ。よって重量は各馬別となり過去の成績で決まる。
天候によって左右される競馬の馬場状態とは
続いてレースの種類ではないが、知っておくと良いコースの状態を説明する。まず、ご存じかと思うが競馬場には“芝”と“ダート(砂)”がある。そして馬場状態と呼ばれる、コースの水分含有量を示した次のような指標がある。
- 良(とてもよい状態を示す)
- 稍重(少しだけ水分を含んだ状態)※稍は「やや」と読む
- 重(水分を多く含みぬかるんだ状態)
- 不良(もっとも悪いコンディション)
このように、4つの状態で表記される。もちろん天気によってコースの状況は常に変化する。とくに芝は水分含有量が増えれば、タイムが落ちていく傾向にある。逆にダートの場合は、水分量によってタイムが速くなる場合もある。また競走馬により、天候やコンディションで得意や不得意があるので、馬場状態をチェックしておこう。
まとめ
競馬のランクや種類など、できる限り簡単に紹介した。4つの内容は競馬を楽しむには欠かせない、基本的な情報だ。紹介したレースの種類だけでなく、他にもさまざまな情報を調べることで、より深く競馬の魅力が広がる。
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