競馬を彩る歴代の名騎手
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通算1000勝以上もしている名騎手、知りたいと思わないだろうか?
今回は、競馬を彩る歴代の名騎手を紹介する。
競馬を彩る歴代の名騎手 武豊という生ける伝説
武豊というと、競馬ファンでなくとも名前を知っている方も多いと思う。元騎手で元調教師の武邦彦さんの三男として1987年に華々しいデビューを果たした。このデビューした年には、新人年間最多勝を記録した。かの名馬、スーパークリークでG1を初制覇し、今ではJRA通算3800勝以上を挙げている。通算勝利数2位の岡部幸雄元騎手に対して1000勝近くの差をつけていることからもその凄さがうかがえる。
最近では圧倒的人気馬で追い込み届かずということも多々あるが、それでも確かな技量で年齢をカバーしている。また、花開かなかった馬を開花させることに関しては最高の技術を持っている。最近ではあまりG1を勝っていなかったが、2013年の日本ダービーをキズナで制し、この勝利で歴代最多の日本ダービー5勝を挙げた。
競馬を彩る歴代の名騎手 奇跡の穴男・江田照男
競馬ファンにはおなじみの名騎手、江田照男を知っているだろうか。全く人気の無い超穴馬を勝利に導くことから「穴男」と言われている。
江田騎手は1990年にデビューし、G1初騎乗となった天皇賞秋ではメジロマックイーンの降着により繰り上げでG1初勝利を果たした。G1初騎乗、初勝利の後は、1997年まで重賞すらも勝つことができなかった。
しかし、奇跡を起こしたのは1998年のG2日経賞。この日、彼が騎乗したのは9歳馬のテンジンショウグン。この馬は4歳の時以降、平地では勝利が無く、誰もが勝てるわけがないと思っていた。人気はというと12頭中ぶっちぎりの最下位だった。しかしスタート後、江田は1番人気の馬をマークして直線で見事に差し切り1着でゴールした。ここでは単勝は355.7倍、馬連2133.7倍という凄まじい万馬券が生まれた。
競馬を彩る歴代の名騎手 天才騎手の血を受け継ぐ福永祐一
現在も活躍するトップジョッキーとして福永祐一騎手の名前が挙げられる。福永祐一騎手は天才と呼ばれた福永洋一騎手を父に持つことからデビューから注目されていた。競馬学校では、テイエムオペラオーの主戦騎手・和田竜二騎手、細江順子元騎手などと同期だった。
デビュー年は53勝を挙げ、最多新人賞勝利を獲得した。1999年には桜花賞でプリモディーネに騎乗し、G1初勝利を果たした。その後も香港の海外G13勝を挙げトップジョッキーに成長していった。
まとめ
競馬を見るにあたって、馬を見るのも良いだが、騎手に注目して競馬を見てみるのも面白い。ぜひ注目してみてほしい。
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