七夕賞は菊沢騎手が重賞初V 先週のSPAIA予想陣の結果とともに振り返る

Ⓒ三木俊幸
七夕賞は親子での重賞制覇
今年は7月7日の七夕の日に行われた福島競馬場の名物ハンデ重賞、七夕賞。SPAIA予想陣の予想は願いどおりの結果となったのか、レースを振り返っていく。
先行争いが激化すると予想されていた中で、すんなりハナに立ったのはマルターズアポジー。2番手のタニノフランケルに4馬身ほどのリードを取って単騎で逃げる形となり、前半1000mを58.0で通過した。
しかし、3コーナー過ぎで後続各馬が一気に差を詰め、大外からミッキースワローがまくる形で先頭に立ち、直線へ。脚色は衰えることなく、そのまま押し切って勝利。勝ちタイムは1:59.6だった。鞍上の菊沢一樹騎手は父の菊沢隆徳厩舎の管理馬で、うれしい重賞初勝利を飾った。
2着は外から追い込んできたクレッシェンドラヴ、3着は道中3番手を追走してうまく立ち回った12番人気のロードヴァンドールが入り、今年も2桁人気の馬が3着以内に好走する結果となった。
《予想記事》
【七夕賞】4歳馬の連対率33.3% 今年願いがかなうのはあの馬
予想結果は、門田氏の本命クレッシェンドラヴが2着に入って的中かと思ったが、まさかのミッキースワローは無印。

ⒸSPAIA
喜畑氏はミッキースワローとクレッシェンドラヴを2、3番手に評価していたが、本命のブラックスピネルが14着で予想は縦目という結果に。馬券下手を露呈してしまった予想陣3人の七夕の願いは、はかなくも消え去ったのであった。「サマーSPAIAシリーズ」の途中結果は上記の通り。
アルクトスが3連勝で重賞初制覇
中京競馬場では、ダート重賞のプロキオンSが行われた。こちらの結果も振り返っていこう。
大方の予想どおりマテラスカイがハナを切る形となったが、昨年は他がまんまと逃げ切りを許しただけに、今年はマークが厳しく前半600mの通過は33.3とかなりのハイペースで流れた。残り200mを過ぎてもマテラスカイが粘り込みを図るが、一気に内から差し切ったのは、道中4番手を追走していたアルクトス。連勝中の勢いそのままに3連勝で見事に重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1:21.2だった。2着はミッキーワイルド、3着はヴェンジェンスという結果に終わっている。
予想は、印を打った5頭が全て5着以内に入るという形になったが、◎マテラスカイが5着、○サンライズノヴァが4着、▲ヴェンジェンスが3着、△ミッキーワイルド2着、△アルクトスが1着と見事に真逆の結果となった。ある意味すごいが、予想を的中させなければ全く意味がない。ここでも馬券センスの無さが際立ってしまった……。
《予想記事》
上がり平均35.8 プロキオンSの馬場に合う本命馬は?
