斤量増の馬は複勝率45% 七夕賞は「斤量増」×「先行馬」×「6歳」のデータに注目
SPAIA編集部 喜畑恵太
Ⓒ明石智子
斤量が増える馬の複勝率は45%
今週からサマー2000シリーズがスタート。その第1戦となるのが七夕賞である。過去10年(2011年は中山開催のため除く)で3連単100万馬券になったのが2回、10万円台も3回ととにかく荒れるハンデ重賞である。それに加え、今週末の天気予報は雨。今年もすんなりいきそうにない。今回も過去10年のデータを掛け合わせていき、本命馬を導き出していきたい。
まずは色濃く出たのが「前走斤量増減別」成績。
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ハンデ戦なので軽くなる方がいいかと思いきや、前走から斤量が増えた馬の成績が断トツでいい。先週のCBC賞でもそうだった。ハンデ戦は斤量が減った方が得だという観点は捨てた方がいいのかもしれない。
今回斤量増となるのは、クレッシェンドラヴ、ブラックスピネル、ミッキースワローの3頭。ここから本命馬を選ぶとする。
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次に「脚質別成績」。先行馬が32.4%の複勝率を挙げている。過去10年で11回も馬券に絡んでいるこの数字も特筆するものではないか。クレッシェンドラヴ、ブラックスピネル、ミッキースワローの中で、先行馬はただ1頭、ブラックスピネルが本命候補となる。
「斤量増」×「先行馬」×「6歳」のデータに注目
ブラックスピネルは6歳馬。この七夕賞、6歳馬の成績もすごい。
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率で言うと4歳馬に軍配が上がるが、こちらは数が少なく少し半信半疑ではある。数の部分でいえば6歳馬が過去10年で14回馬券に絡んでいる。要するに、年1回以上は6歳馬が絡んでいる計算になる。
ちなみに、ブラックスピネル以外に今年6歳馬で出走するのがウインテンダネス、エンジニア、カフェブリッツ、ストロングタイタン、ロードヴァンドール。どの馬も人気がなさそうで、押さえておくのも手か。
当のブラックスピネルだが、福島コースは3歳のラジオNIKKEI賞以来、3年ぶり。そもそも、小回りコースは今回で3度目と、生涯26戦している割にはかなり少ない。
そのラジオNIKKEI賞は出遅れて、後方からと勝手の違う競馬を強いられたにも関わらずコンマ3秒差の5着。3走前の小倉大賞典では、7着とはいえコンマ3秒差とそこまで負けていない。うまく折り合いが付けば、粘っこいタイプだけに、直線の短いコースは必ず合うはず。
予想は「前走斤量増減別」成績を重視して、ブラックスピネルからクレッシェンドラヴ、ミッキースワローへワイド2000円ずつとブラックスピネルの単勝を1000円。
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