CBC賞は「斤量の増減」×「年齢別」×「騎手別」のデータに注目

Ⓒ明石智子

CBC賞は「斤量の増減」×「年齢別成績」に注目

6月30日に中京競馬場で行われるのがハンデ戦のCBC賞（GⅢ　芝1200）である。このレースはサマースプリントシリーズ第2戦ということは、SPAIAの予想対決の「サマーSPAIAシリーズ」でもある。

第1戦の函館SSは本命馬の単勝で勝負し、2着と見事にハズれた。ズルズルいかずに早めに挽回したいところ。今回も「データ」×「データ」で本命馬を導き出していきたい。

中京競馬場が改修されたのが2012年。そこから7年が経った。そろそろデータが取れる頃か。 まず色濃く出たのが、前走からの「斤量の増減」。

ⒸSPAIA

このレースはハンデ戦なので、前走より斤量が軽くなる方が得かと思いきや、逆に増えた馬の方が圧倒的に成績がいい。今回、斤量が増えるのはアレスバローズ、セイウンコウセイ、ビップライブリーの3頭。

次に「年齢別成績」。

ⒸSPAIA

5歳馬の成績が断トツにいい。続いて6歳馬、4歳馬の順。3歳馬、7歳馬は馬券に絡んだ馬は0。

過去の結果を見ると、昨年のアサクサゲンキ（3歳　3番人気）、2014年ベルカント（3歳　1番人気）が馬券圏内を外している。

こう見ると、3歳馬は危険だが、7歳以上は有力馬が出ていないとも言える。先ほど「斤量の増減」で出たアレスバローズは7歳馬。昨年のこのレースの覇者であり、2018年のサマースプリントシリーズのチャンピオンである。本命にはできないが、押さえておく必要はありそうだ。

ちなみに、断トツでいい5歳馬はグランドボヌール、レッドアンシェルの2頭がエントリーしている。

最後は「騎手データ」頼み

ここまでをまとめると以下の通りである。

ⒸSPAIA

この5頭のうち、最初に出した斤量増のデータがいいため、「斤量の増減」から軸を選ぶとする。アレスバローズは先ほども述べたように年齢面で引っ掛かるので、セイウンコウセイ、ビップライブリーのどちらか。

こちらの2頭は年齢も同じ6歳。「年齢別成績」で2番目にいい成績で信頼はできる。どちらを軸にするか。最後に使うのが「騎手データ」。

ⒸSPAIA

今回セイウンコウセイに騎乗するのが幸騎手、ビップライブリーが和田騎手だが、幸騎手の方がここ7年の中京芝1200mのデータがいい。

それならば軸はセイウンコウセイで決まり。今週、中京は雨予報だが、2017年に雨が降り続いた中で行われたGⅠ、高松宮記念をこの馬は勝っている。しかも今回と同じ条件の中京芝1200mなだけにこれは心強い。58kgのハンデが嫌われて人気が落ちるようだと占めたもの。

予想はセイウンコウセイからアレスバローズ、ビップライブリー、グランドボヌール、レッドアンシェルに馬連1000円ずつと、セイウンコウセイとビップライブリーのワイド1000円で勝負。

《関連記事》
▶平均上がりは33.9　雨のCBC賞の馬場にぴったり合いそうな馬は？
▶【CBC賞】前走GⅠ組の勝率は4.5%　それでもセイウンコウセイ本命の理由とは？
▶中京夏はCBC賞から開幕　狙うは「実績馬」と「距離短縮組」