【エプソムC】過去10年で1、2番人気が8勝 穴は前走重賞で大敗した馬

Ⓒ明石智子
人気馬を信頼していいレース
東京GⅠシリーズが終わり、前半戦もあとは宝塚記念を残すのみ。来週からはサマーシリーズがスタートするように、いよいよ夏競馬が始まる。ここからは競馬への注目度が低下する時期となるが、面白い企画を考えているので、夏競馬もぜひSPAIAにお付き合いください。
今週はエプソムカップ。番組編成の影響で施工時期や条件がコロコロ変わるレースが多い中、1984年から今までずっと変わらずに行われている珍しいレースである。データは豊富なので、ぜひとも当てたいところだ。
まずは、「過去10年の人気別成績」。

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1、2番人気が8勝とこれは注目。このレース、過去10年で馬連が万馬券になったことがない。さすがは紛れの少ないとされる東京コース。ただ、今年のメンバーは人気が読みにくく、その読みを間違えると痛い目に合いそうで決めつけはご法度かもしれない。
続いて「過去10年の前走着順別成績」と「過去10年の前走クラス別成績」。

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前走上位の馬が順当に来ているようにも見えるが、6番人気以下も過去10年で11回、馬券圏内に絡んでいる。これは前走クラス別成績にカラクリがある。
このレース、実は前走重賞組の巻き返しが非常に多いのだ。過去10年で重賞6着以下から馬券圏内に来た馬は10頭とかなり多い。重賞に出走できるくらいの実力馬が、前走の大敗で人気を落としているようだと注意したい。
最後に「脚質別成績」。

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東京競馬場らしく、差し馬にも警戒だが、率的には前にいる馬が圧倒的有利。後ろに構える馬よりは、ある程度前に行く馬を選択したい。
重賞大敗からの巻き返しに期待
まとめると、
・人気馬が圧倒的有利
・前走、重賞大敗組からの巻き返しに注意
・ある程度前に行ける馬
の3つである。人気だが、今回のメンバーで1、2番人気をぴったり当てるのは少々難しそう。これを読み違えると予想が狂う可能性があるので、これは相手を選択する時に使う。
前走、重賞で6着以下だったのは、サラキアとソウルスターリングの2頭。
サラキアは過去3年の東京芝1800mで複勝率36.0%のディープインパクト産駒。ソウルスターリングは、先行馬で脚質はこのレースにぴったりで、どちらも捨てがたい。ただ、ソウルスターリングは6月7日に出走取り消しが発表された。ならば、軸はサラキアでいく。
相手は人気馬の成績がいいので、このデータに注目して選びたい。今回、1番人気になりそうなのはミッキースワローとプロディガルサンのどちらかだろうが、ともに追い込み馬。希望的観測になるが、どちらか圏外にならないか。という願いを込めて、サラキアから、ミッキースワロー、プロディガルサンへの馬連2点。
