アエロリット本命の安田記念は的中なったか 先週のレースをSPAIA予想陣の結果とともに振り返る

Ⓒ三木俊幸
今年も安田記念はリピーターが馬券に絡む
今年はアーモンドアイ、ダノンプレミアムなど例年以上の豪華メンバーによって争われた安田記念。各馬そろったスタートに思われたが、大外枠のロジクライが内にヨレた影響でダノンプレミアム、アーモンドアイは中団より後方からレースを進める形となった。
先手を取ったのは2番枠からスタートを切ったアエロリット、2番手にグァンチャーレという展開でレースは淡々と進んでいく。残り200mを切っても前の2頭の足は止まらず、そのまま決着するかに思えたが、その外からインディチャンプが襲いかかる。
さらに外からすごい勢いでアーモンドアイも伸びてきて、ゴール前は3頭による激戦となったが、インディチャンプがクビ差で差し切って勝利した。2着は逃げ粘ったアエロリット、3着はアーモンドアイという結果に終わった。

Ⓒ三木俊幸
なお、2番人気に推されたダノンプレミアムは16着となり、ゴール後に川田騎手が下馬。その後の状態が心配されたが、検査の結果は異常なしとのことで、大事には至らなくてよかった。
門田氏が「今年もきっと来る」と強く願って、予想で本命に推したリピーターのアエロリットは2着となったが、馬券はエントシャイデンとのワイドのみで外れという結果に終わった。2週連続で本命馬が馬券に絡み、調子が上がっているだけに今後の予想にも期待したいところだ。
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鳴尾記念はデータには当てはまったが……
6月1日、阪神競馬場で行われた鳴尾記念。喜畑記者は過去7年のデータをもとにした予想、三木記者は過去7年の勝ち馬の傾向からそれぞれ予想を行なった。果たして結果はどうだったのか振り返っていこう。
スタートで挟まる形となったギベオンが後方からのレースとなる中で、外から一気にハナを切ったのはブラックスピネル。その直後にタニノフランケル、プラチナムバレットと続き、前半1000mの通過は1:00.4というペースだった。
淡々とレースが進み、各馬が一団となって直線へ。残り200mを過ぎたあたりでブラックスピネルが粘るところを、大外から一気に差し切ったのはレーン騎手騎乗の1番人気メールドグラースだった。2着は逃げ粘ったブラックスピネル、3着はステイフーリッシュという結果だった。
喜畑、三木両記者が本命に推していたタニノフランケルは直線で伸びを欠き、8着という結果に終わった。勝ったメールドグラースは7枠7番からのスタートで使った上がりは34.6。喜畑記者が導き出した差しが利き、外枠が優勢というデータと三木記者が分析した速い上がりは必要がないというデータに当てはまっていただけに悔やまれる結果となった。
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