先週のSPAIA予想陣の結果は?12番人気のロジャーバローズが見事ダービーを制す

Ⓒ三木俊幸
サートゥルナーリアがまさかの出遅れ
5月26日、東京競馬場で行われた第86回日本ダービー。世代の頂点をかけて争われた激戦の行方はどうだったのか、振り返っていこう。
断然の1番人気に推されたサートゥルナーリアがまさかの出遅れ。そうした中、外から強引にハナを奪ったのは、リオンリオン。その後にロジャーバローズとサトノルークス、人気どころではダノンキングリーが好位の5番手、ヴェロックスは中団、サートゥルナーリアは後方グループを追走する形に。1000m通過が57.8というハイペースで、縦長の展開となった。
直線に向いて抜け出したロジャーバローズに、外からダノンキングリーがじわじわと差を詰めたが、わずかに届かず。12番人気の伏兵、ロジャーバローズがクビ差で接戦を制して、見事ダービー馬の栄冠を勝ち取った。外から追い込んだヴェロックスとサートゥルナーリアは2頭には及ばず、それぞれ3着と4着という結果に終わった。
門田氏の本命、ダノンキングリーが2着となったものの、勝ったロジャーバローズは推奨馬には入っておらず、予想は外れという結果に。三木氏に至っては、馬場予想の段階から草丈は短くなると予想する痛恨のミス。結果的に、馬場に足を踏み入れてみると長かったよう。本命馬ヴェロックスは3着だったものの馬券的中とはならなかった。
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ルックトゥワイスの単勝が的中
ダービーの興奮が冷めやまない中で行われた目黒記念。予想的には決め手のあるルックトゥワイスを本命にしたが、結果は果たして?予想とともにレースを振り返っていこう。
ケイティクレバーが好スタートを決めてハナ。スイスイ飛ばして最初の1000mを59秒台で通過。これではさすがにペースが速くて、後方に構えた馬が上位に台頭することに。勝ったのは後方3番手で構えたルックトゥワイスが他馬を一蹴した。2着はこちらも後方に構えたアイスバブル、3着には中団で内をロスなく回ったソールインパクトが入った。
1番人気のブラストワンピースは中団で自分の競馬ができているように思えたが、直線で追ってから伸びず、少し物足りない内容だった。
予想はルックトゥワイスの単勝だけだったので的中。5歳馬の複勝率がよかったので、勝ち馬から何か馬券を買おうかと思ったが、3着以内に一頭もおらず、結果的に買い足さなくてよかった。
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前は3頭が競り合う展開に
5月25日に京都競馬場で行われたのは3歳重賞、葵S。馬場傾向からは先行馬が有利というデータが見られていたが、果たして結果はどうだったのだろうか。
内から好スタートを切ったのは今の馬場状態にぴったりということで本命に推したケイアイサクソニー。しかし外からホープフルサインとジャスティンも先手を主張し、3頭が競り合うレース展開となった。
その争いを見る形で4番手からレースを進めたのがディアンドル。外からアスターペガサスが強襲したものの、アタマ差振り切り5連勝で重賞制覇を果たした。3着には道中6番手を追走したアウィルアウェイが入っている。
狙いは先行馬、穴で差し馬を狙ってみるという考えは間違っていなかったが、前が競り合う展開は誤算だった。本命のケイアイサクソニーは5着という結果に終わり、予想的中とはならなかった。
