ラヴズオンリーユーが無敗のオークス馬に 先週のSPAIA予想陣の結果は?

Ⓒ三木俊幸
無敗のオークス馬が誕生 データ、馬場適性の予想結果は?
5月19日に東京競馬場優駿牝馬(オークス)が行われた。桜花賞馬不在の中、レースを制したのはどの馬だったのか、そしてSPAIA予想陣の結果はどうだったのか振り返っていこう。
好スタートを切ったのは最内1番枠、武藤雅騎手騎乗のジョディー。迷うことなくそのままハナを切り、2番手にはレーン騎手騎乗のコントラチェック、3番手にはエールヴォアが続き、前半1000mを59.1というタイムで通過した。
直線に向き、早めに先頭に立ったのは道中4番手を追走していた12番人気のカレンブーケドール。内からクロノジェネシスが迫る中、残り200mを切っても先頭をキープし、そのまま押し切るかと思ったところを外から強襲したのが、1番人気に推されたラヴズオンリーユーだった。デムーロ騎手の檄に応え、見事にデビューから無敗の4連勝で樫の女王に輝いた。2:22.8の勝ちタイムは80回の歴史を数えるオークスのレコードだった。
レース後、厩舎へラヴズオンリーユーを尋ねると、さすがに少し疲れた様子も見せていたが、舌をペロペロとしながら担当する吉田助手にていねいに体を洗い流してもらっている様子が印象的だった。

Ⓒ三木俊幸

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SPAIA予想陣の予想は、またしても的中とはならず残念な結果となった。軸も外して完敗だが、それにしても2着馬のカレンブーケドールを挙げるのが難しかった。カレンブーケドールは、スイートピーSを使っていたが、ここからオークスに挑んで馬券圏内に来た馬は過去10年で0頭。さすがに、データ的には買いづらかった。今週の日本ダービーこそは何としてでも予想を的中させたいところだ。
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平安Sはチュウワウィザードが新たな一面を見せV
5月18日に京都競馬場で行われたのが平安S。過去6年、前に行く馬が断然有利な傾向が出ていたが、結果はどうだったのか。レースと予想を振り返っていこう。
レースはサンライズソアが何が何でもハナに行く構えを見せた。他はあきらめて、無理をせず。最初はペースが速かったが、道中でサンライズソアに騎乗した田辺騎手がしっかりとペースを落としたので、結果的には平均より少し速いくらいだった。
このペースなら前の馬にもチャンスがあるかに思えたが、後ろにも力のある馬が構えており、ペースはそれらの馬に向いた。
勝ったのは後ろに構えたチュウワウィザード。同じく後方で構えたモズアトラクションとの叩き合いを制した。3着には中団から早めに進出したオメガパフュームが入った。
予想は軸のチュウワウィザードが勝ったことは勝ったが、まさか後ろから競馬をするとは思ってもみなかった。チュウワウィザードの力に助けられただけ。ただ、軸は当たっても、2着のモズアトラクションがなかった。前有利と予想したが、結果は後ろにいた組での決着と、こちらも予想は完敗である。
