グランアレグリアを消した予想は的中なったか?先週のSPAIA予想陣の結果を振り返る

Ⓒ三木俊幸
NHKマイルCは2歳王者アドマイヤマーズが復活
5月5日、東京競馬場では3歳マイル王決定戦のNHKマイルC(GⅠ・芝1600m)が行われた。前日は突然の雹に見舞われ、10レース以降が中止となる出来事があったが、レース当日は天候が回復して良馬場で行われた。
好スタートを切ったイベリス、プールヴィル、クリノガウディの3頭が先手を主張したい構えを見せたが、結局イベリスがハナを奪う形で前半600mの通過は33.9という展開に。1番人気のグランアレグリアは4番手を追走して直線へと向かう。
ゴール前は5、6頭がズラッと横並びになる大激戦となったが、そこから抜け出したのは道中6、7番手を追走していたアドマイヤマーズ。2歳王者の名にふさわしいレースぶりで見事3歳マイル王に輝いた。2着には大外から追い込んだケイデンスコール、3着は最内を突っ込んできたカテドラルという結果だった。

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予想は門田氏が1着のアドマイヤマーズを推奨していたものの、2着のケイデンスコールと3着カテドラルが買い目に入っていなかった。1月産まれのグランアレグリアは消しというデータは当たっていただけに、少々悔やまれる結果となった。
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いいデータから予想した結果は?京都新聞杯はレッドジェニアルの勝利
5月4日(土)に行われたのが京都新聞杯である。混戦模様のメンバーだっただけに、いつもと違って馬を消していくのではなく、いいデータに注目して予想した結果はどう出たのか?さっそく見ていこう。
レースはどの馬もハナを主張せず、結果ロジャーバローズが押し出される形でレースが進む。
ペースは遅そうに見えたが、1000mを60.0秒で通過と平均ペース。4角までに早めに動いて行く馬が続出し、結果的に逃げ馬以外は厳しいペースに。
そうなれば、やはり展開は後ろに向く。後方でじっくり足をためたレッドジェニアルが豪快に差し切った。2着は逃げたロジャーバローズ。3着には中団でじっくり足をためたサトノソロモンが入った。
予想は1着、3着のワイドが的中。混戦模様のレースは無理に切るのではなく、いい馬から選ぶ方がいいのかもしれない。一つ勉強になったレースだった。
