京都新聞杯は「前走未勝利」の馬は消し?馬券は騎手、調教師のデータで勝負!

Ⓒ三木俊幸
前走未勝利を使った馬はマイナス
5月4日(土)に京都競馬場で行われるのが京都新聞杯(GⅡ 芝2200m)である。3歳限定で行われるこのレースだが、ダービーへの優先出走権は勝っても出ない。
そもそも関西で行われるレースにダービーへの出走権はもらえないので、ここを勝って賞金を加算し、自力でダービーに出走しなければならない。
ただ、関西馬にとっては短期間に輸送を2度しなくてもいいので、体力面でいえば余裕を持ってダービーに出走できるだけに注目しておかなければならないレースでもある。さっそく予想に取りかかろう。
まずは人気別成績

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1~3番人気の連対率がいいので、一見かたいレースかと思いきや、3連単が4桁だったのが過去10年で1度のみ。1~3番人気できっちり決まったのが1度のみと伏兵には注意しておきたいレースではある。
続いて前走クラス別成績。

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前走、未勝利を勝ったばかりの馬は大きく割り引きたい。数でいえば前走500万下を使った馬が過去10年で15回馬券圏内に入っているのは注目ではある。
続いて過去3年の京都芝2200mの種牡馬別成績。

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ディープインパクト産駒が飛び抜けていいという条件ではない。注目は前走、皐月賞から参戦するブレイキングドーンの父ヴィクトワールピサの率の悪さ。ある程度の人気が予想されるだけにこのデータは使えそうである。
最後に過去3年の京都芝2200mの騎手と調教師別データ。

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今回出ている騎手でいえば藤岡佑介騎手、浜中騎手の率のよさに注目。調教師は出走数の数を考慮すれば池江調教師の馬に注目だろう。
結論はワイド3頭ボックス
まとめに入る。今回上げたデータは下記である。
1~3番人気が有利だが、伏兵にも注意
前走未勝利は消し
ヴィクトワールピサ産駒はマイナス
騎手は藤岡佑、浜中騎手、調教師は池江調教師の馬が有利
である。
「前走未勝利」のデータだけでありがたいことに3頭が消える。人気は少し読みにくいメンバーだが、前章でも書いたようにある程度人気しそうなヴィクトワールピサ産駒のブレイキングドーンも消せる。
ただ、まだ結構残っている。この消した4頭の中には人気しそうな実力馬も含まれており、残った馬は正直、一長一短のメンバーである。ならば、「騎手は藤岡祐、浜中騎手、調教師は池江調教師の馬が有利」のデータを強く取ってみる。
最後の項目に当てはまるのは、藤岡佑騎手騎乗のオールイズウェル、浜中騎手騎乗のロジャーバローズ、そして池江厩舎のサトノソロモンである。この3頭とも特に割り引く材料はなし。ただし、浜中騎手は複勝率がいいだけで、連対率はさほどよくない。この3頭ならそれほど人気はしなさそうなだけに、ワイドボックスでも十分配当が見込めそう。令和初の重賞で幸先よくスタートしたいところ。
