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パフォーマプロミス本命の予想は的中したか 先週のSPAIA予想陣の結果を振り返る

2019/04/30 11:00
SPAIA編集部
馬群,ⒸSPAIA

Ⓒ三木俊幸

平成最後のGⅠでもローテーションのデータが崩れる

先週は普段より1日多い3日間開催だった。心地いい春のポカポカ陽気のように、予想はスパッと当たったのか。SPAIA予想陣の結果を振り返っていこう。

まずは、4月29日に行われた平成最後のGⅠ、天皇賞・春から。レースはヴォージュが何が何でもハナへ。行くまでに少し手間取ったため、最初の1000mを59.8秒と速いペースで通過。

ただ、その後は少しずつペースを落として、勝負どころまでには平均ペースくらいに。4角手前で2番手にいたメイショウテッコンが早めに動きだして、一気にペースアップ。それにスッと反応したのがフィエールマン。4角で前を射程圏に入れ、最後はこれをマークしたグローリーヴェイズとの叩き合いに競り勝った。

2着のグローリーヴェイズは終始、勝ち馬をマークする形。作戦的には完璧だったが、勝ち馬の実力というより、ルメール騎手の完璧なレース運びに屈した。 3着には2番人気のエタリオウとの叩き合いを制して、パフォーマプロミスが入った。

予想は三木氏がパフォーマプロミスを本命にし、フィエールマンとの3連複2頭軸で勝負したが、2着のグローリーヴェイズがおらず惜しい競馬となった。

今回、1,3,4,5着が前哨戦を使っていない馬だった。桜花賞、皐月賞、そしてこの天皇賞・春もぶっつけ本番の馬が勝利。平成最後にローテーションのデータが完全に崩れた。


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リオンリオンが絶妙の逃げで青葉賞制覇

4月27日、東京競馬場で行われたのはダービートライアル・青葉賞(GⅡ・芝2400m)。前日の雨に加え、レース当日も一時雨が降るという天候で馬場は稍重で行われた。スタート後、先手を取ったのは横山典弘騎手騎乗のリオンリオン。縦長の展開となり、前半1000mの通過は59.9だった。

直線に向き、道中4番手を追走していたランフォザローゼスが1完歩ずつリオンリオンに迫ったが、「これぞ横山典弘」と言わんばかりの絶妙の騎乗でハナ差しのぎ切った。この結果、リオンリオンとランフォザローゼスの2頭が5月26日に行われる日本ダービーへの切符を手にした。

リオンリオン陣営,Ⓒ三木俊幸

Ⓒ三木俊幸

予想は2着のランフォザローゼスを押さえていたものの、データから注目したカウディーリョは11着。道中後方からレースを進めたが、展開が向かずに惨敗という結果となった。


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新潟大賞典は決め手自慢が上位を独占

4月29日に行われたのが平成最後の重賞、新潟大賞典(GⅢ・芝2000m)。スタートしてドレッドノータスが行くかと思われたが、内からブラックスピネルがハナを主張。

すんなり隊列が決まったので、前半を60.8で通過とスローペース。直線まで動きはなく、最後はヨーイドンの競馬。レーン騎手が力強く追って、メールドグラースを重賞初Vに導いた。2、3着には内から伸びてきたミッキースワロー、ロシュフォールが入った。日本一長い直線のコースとあって、上がり1~3位の末脚を使った馬での決着となった。

予想は大ハズレ。特に前走1600万下の馬は過去10年で成績が悪く、使えるデータだと思ったがまさかの1、3着。

新潟大賞典の前走クラス別成績,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

今回、斤量を見ても分かるように実力馬が多数いたが、その中でもこのデータが通用しなかったのには正直驚いた。GⅠ戦線同様に重賞でも時代は変わっているのかもしれない。こまめにデータを見て、変化を察知していく必要がありそうだ。


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