中山巧者ウインブライトがGⅠ馬一蹴 SPAIA予想陣は的中なったか?

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豪快に差し切ったスマートオーディン
2月24日に行われた阪急杯、中山記念を振り返っていく。阪急杯は高松宮記念の前哨戦、中山記念は海外のレースや春に向けてのステップレースとなっており、注目のレースだった。
阪急杯は3番人気のダイアナヘイローが好スタートを切ってハナ。2番手のラインスピリットが無理に競りかけなかったため、そこまでペースは速くないように思えたが、600m34.4秒は結果的にはややハイペースだった。それでも、力のある馬が前にいたことから何頭かが残るかと思ったが、そう甘くはなく、外からスマートオーディンが豪快に差し切った。2、3着は前で内々をぴったり回ったレッツゴードンキ、ロジクライが入った。
勝ったスマートオーディンは最後方でうまく折り合い、リズムよく運んだにしても、展開や前、内が有利な開幕週の馬場を考えるとかなり強い内容。
重賞3勝の実績があったが、ケガによる2年のブランクは大きく、ようやく目を覚ました格好だ。ただ、中距離路線を主戦としていただけに、高松宮記念に出走するのであれば、1200mに対応できるか少し不安はある。
喜畑記者の馬券は大ハズレ。データ的にぴったりくる馬がいなかったにしても、これだけ外すとは……。
復活の気配を感じたラッキーライラック
中山記念はGⅠ馬5頭が出走するレースだったが、格より中山巧者のウインブライトが4番手からうまく抜け出して勝利を飾った。

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逃げたマルターズアポジーはさすがに飛ばしすぎたが、2着には2番手からマイペースで運んだラッキーライラック、3着には後ろから力強く伸びたステルヴィオが入った。海外遠征を控える馬を狙った門田氏、実は中山巧者?と予想した三木記者ともハズレ。本命に挙げたディアドラは6着、スワーヴリチャードは4着に終わっている。

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2着に敗れたものの、復活の気配が感じられたラッキーライラックについて一言取り上げておきたい。パドックでもキビキビと外目を周回し、返し馬でも抜群の気配を見せていた。レースでは離れた2番手を追走し、一瞬勝ったかと思わせる素晴らしいレース内容で、復活の気配を感じることができた。引き続き牡馬相手の戦いに挑むのか、ヴィクトリアマイルを目指すのか、いずれにしても次走が楽しみだ。
