【香港クラシックC】2強に立ち向かう 勢いと末脚が魅力のホーホーカーン
SPAIA編集部 三木俊幸
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別路線組をピックアップ
2月17日、香港・シャティン競馬場で香港4歳クラシックの第2戦となる香港クラシックカップ(芝1800m)が行われる。初戦の香港クラシックマイル(芝1600m)を制したフローレが2冠を達成するのか、ダークドリームが巻き返すのか2強に注目が集まるが、今回のコラムでは別路線から挑んでくる注目馬をご紹介する。
モレイラ騎手騎乗で注目のレッドウォリアー
まずは、J・サイズ厩舎のホーリーローマンエンペラー産駒、レッドウォリアー。昨年9月に香港でデビューし、初戦で4着となった以外は全て3着以内という安定した成績を残している。前走、1月30日にハッピーバレー競馬場で行われたクラス2の1800m戦では、4番手を追走してゴール前できっちりと差し切る強いレース内容だった。
Red Warrior completes a double for Joao Moreira in R6 at Happy Valley. pic.twitter.com/30BuLEdezx
— HKJC Racing (@HKJC_Racing) 2019年1月30日
レッドウォリアーが斤量125ポンド(約56.7kg)だったのに対し、同レースで2着だった117ポンド(約53.1kg)のサーキットグローリーが次走でクラス1のレースを勝利していることからも、4歳世代同士の戦いであれば、通用すると考える。
レーティングは96で香港クラシックカップ出走馬の中では、ダークドリームとフローレに次いで3番手の評価を得ている。シャティンで走るのは今回が初めてとなるが、むしろプラスに働くだろう。マジックマンことモレイラ騎手がどのような騎乗を見せるのか注目したい。
3連勝と勢いに乗るホーホーカーン
現在3連勝中と勢いに乗って参戦するホーホーカーン。そのレース内容はレースを重ねるごとに良くなっている。
ⒸSPAIA
勝ちタイムを見みると、香港での初勝利となった昨年11月4日のレースでは1.48.03だったが、2勝目は128ポンド(約58.1kg)を背負いながら1.47.65、そして前走1月20日のレースはクラス2に昇級してのレースで1.46.61という好タイムで勝利している。
いずれも着差は1馬身以下の僅差だが、上がり2ハロンも22秒後半から23秒前半のタイムをマークするなど安定した差し脚が一級品。馬名と同じホー騎手が騎乗しての3連勝だっただけに、今回はどの騎手が騎乗するのか注目していたが、ホー騎手は香港クラシックマイルで3着だったカーインスターに騎乗するため、鞍上はリーティング4位のデソウサ騎手となった。「ホーホーコンビ」が見られないのは残念だが、今回も後方から一気の末脚で差し切る鮮やかなレースを見せてくれることを期待したい。
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