一躍主役に躍り出たダノンキングリー 予想は見事な的中 先週の結果分析
SPAIA編集部
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血統データで決まった洛陽S
雪で2月9日(土)の東京競馬が順延という波乱の幕開けとなった先週の競馬。予想したレースを振り返っていこう。
まずは2月9日に行われた京都11R洛陽S。ツーエムマイスターがスッとハナに立つが、ジョーストリクトリが後ろからつつく形になり、平均ペース。勝負どころからアイトーン、グリュイエールが外からまくって行き、グァンチャーレはかぶされそうになるが、ギリギリまで我慢。その甲斐があって、最後までしっかりと伸びて着差以上に完勝だった。
2着のグリュイエールは、前をのみこもうとした時にアイトーンに張られたのが痛かった。ただ、マイルでもメドが立ったのは収穫。3着にはカツジがしっかりと自身の末脚を発揮した。
予想は人気通りだったが、相手を絞っており少しはプラスになった。血統データで連対率、複勝率がいいディープインパクト、スクリーンヒーローで決まったレースだった。
人気の盲点ダンビュライトが久々の勝利
2月10日(日)に行われた京都11R京都記念は6番人気のダンビュライトが勝ち、少し波乱の決着となった。タイムフライヤーの出足がよく逃げる形となったが、他が深追いせずかなり遅いペースとなった。1000mを通過し、ブラックバゴが2番手に行くがそれでもペースが上がらず。結局、1、2着はある程度前にいたダンビュライト、ステイフーリッシュで決まった。展開を考えるとマカヒキはよく3着にきた。そろそろダービーが復活か?
予想は前走GⅠ組のマカヒキが3着。1着のダンビュライトは皐月賞3着、重賞でも安定した成績をあげていたが、人気の盲点になっていた。父が力の要る馬場が得意なルーラーシップなだけに買ってもよかったが、少頭数ということもあり、手を広げられなかった。今年は久々に1番人気が2着にきた。これで時代の流れは変わるのか?
予想は見事的中 ダノンキングリーが2歳王者に完勝
ダンビュライトの勝利で小波乱となった半面、東京11Rの共同通信杯は人気馬の決着となった。レースは昨年の最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズが逃げる形。リズムよく逃げているように見えたが、直線でダノンキングリーがスッと抜け出したのを対処できずに敗れてしまった。ただ、勝ち馬にうまく目標にされた感はある。それに、逃げる形は合わないように思えた。この敗戦が今後の糧となるだろう。勝ったダノンキングリーは3戦無敗で皐月賞の舞台に立つことになりそう。
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予想は「2歳王者を負かすのはダノンキングリー 馬場適性から考察する共同通信杯」が1~3番手まで完璧な予想。「【共同通信杯】馬券的にアドマイヤマーズを外せない3つのデータ 逆転があるなら……」の方はアドマイヤマーズは合っていたが、狙ったフォッサマグナは4着に敗れている。
上位2頭は今後も要注意
月曜は雪のため順延となったクイーンCが行われた。日曜日、共同通信杯をぴったり当てた三木記者は2連勝となったのかも注目である。
2番人気、ビーチサンバはまたもや出遅れる形に。1番人気クロノジェネシスはフワフワしながらの追走。さらに外枠もあって外々を回される形となった。直線ではビーチサンバに目標にされるが、力でねじ伏せてしのぎ切った。ビーチサンバはしまい32秒台の足を使って届かないのだから勝ち馬が強かったということ。内を通った馬が馬券圏内によくきていた日であり、外からきた上位2頭は他とはかなりの力の差がありそう。この2頭は阪神JF(GⅠ)でも2、3着の成績。桜花賞(GⅠ)でも引き続き注意。
予想は上位2頭をきっちり当てており日、月と予想を的中。来週も三木記者に注目したい。
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2歳王者を負かすのはダノンキングリー 馬場適性から考察する共同通信杯
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