【シルクロードS】人気に応えダノンスマッシュが勝利 予想の狙いは合っていたが…

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父を彷彿とさせるダノンスマッシュ
1月27日(日)に京都競馬場で行われたシルクロードS(GⅢ 芝1200)。勝ったのは1番人気のダノンスマッシュ。4歳馬不利のデータを覆しての勝利だった。予想で「3着は乗り替わりの馬を狙え!」とタイトルに掲げたが、3着のティーハーフは押さえていたのか?レース、予想ともに振り返っていく。
レースはセイウンコウセイが前半3ハロンを33秒3で飛ばす形。ただ、2番手以降は無理に追いかけておらず平均程度。勝ったダノンは内で行きたがるのを何とか押さえて直線へ。前が壁になり、追いだすのが遅れたが何のその、力強く抜け出し完勝だった。父は日本、香港のスプリント界で名を馳せたスプリント王者で、その血をしっかり受け継いでいるような勝ちっぷりで重賞2連勝。来月に行われる高松宮記念(GⅠ・芝1200)も楽しみになってきた。
2着がエスティタート。道中で出遅れを挽回しようと、早めに上がって行ったにしてはよく頑張った。クラブの規定により、今年の3月までに引退しなくてはならないのが残念なくらい、もっと見たかった馬だ。あと1走くらいは出走できそうで、最後にどのレースを選択するか注目したい。
3着がティーハーフ。9歳にしても末脚は健在で、展開が向くこと、時計がかかること、この条件が重なりそうな時は今後も注意が必要だ。
乗り替わりだったティーハーフを選択できず
予想では「3着は騎手が乗り替わった馬を狙え!」と言っておいて、乗り替わりだったティーハーフを選択できなかったことには悔いが残る。斤量や人気を考えてもこの馬から行ってもよかったが、じゃまになったのが、8枠の成績がかなり悪いというデータだ。
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結果、3~5着が8枠とこのデータがアダとなった感がある。狙ったビップライブリーは力不足を露呈、ラインスピリットは逃げるのを期待したが、結局行けず力を発揮できなかった。来年以降、このレースで8枠の馬をどう扱うべきなのか。取捨に迷うことになりそうだ。
