愛知杯はワンブレスアウェイが勝利 狙った前走1000万勝ちのあの馬は?

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負けて強しのノームコア
1月26日(土)に中京競馬場で行われた愛知杯(GⅢ 芝2000)。レース結果、予想結果を振り返っていく。
まずはレース結果から。スタートしてから3頭が雁行するが、すぐにコーナーが来る条件ということもあり、すんなりランドネがハナを切り、隊列が決まった。1000m通過が62.2秒と非常に楽なペース。ここから最後までランドネが11秒台のラップを刻んでいく絶妙のペース。結果は3着だったが、戸崎騎手の見事な騎乗だったといえよう。
勝ったのは好位追走のワンブレスアウェイ。ペースが向いてうまく足がたまった感があるが、最後は力強く抜け出し2着馬の追撃をしのいだ。今回のように4、5番手のポジションから、この末脚がいつも使えるようになれば安定した成績が残せそう。
ペースに泣いたのがノームコア。前半が62.2秒のペースであれだけ後ろにいては届かない。むしろ勝ち馬をコンマ1秒差までよく追い詰めた。もう少し前で競馬ができる馬だけに、今度はしっかりとスタートを決めたいところだ。
馬券テーマは「サンデーの血」と「前走1000万の馬」だったが
今回はデータ的には裏切られるレースとなった。
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「前走で1000万クラスを使った馬が100万馬券の立役者となる」とのことでレイズアベールを狙ったが、結果は8着。この馬なりに最後は足を使ったが、展開に恵まれず。そもそも愛知杯にしてはそこまで荒れなかったので、大きく狙いにいったのが間違いだったのかもしれない。
次に、「過去10年、父、母の父にサンデーサイレンスの血が入っていない馬は連対していない」というデータがあり、2着場ノームコアを切ってしまった。ただ、データを覆す馬は時に名馬になることがある。最近だと、「4歳馬が勝てないシルクロードS」のデータを覆したのが、のちにスプリントGⅠ春秋連覇を果たすロードカナロアとファインニードル。
予想は外れたが、ノームコアの名牝になる道が始まったレースを見られたと思いたい。
