過去10年で9回も3着に! シルクロードSで狙うべき馬は騎手が乗り替わった大穴2頭

ⒸSPAIA
外枠は割り引き
1月27日(日)に行われるシルクロードS(GⅢ)。高松宮記念(GⅠ)の前哨戦ということで、毎年好メンバーがそろう。2018年はファインニードルが勝ち、その後高松宮記念を制するなどの活躍を見せ、最優秀短距離馬にも選出されている。その一方、過去10年で3連複万馬券が7回出ており、すんなりとは決まらないレース。穴党にとっては面白いレースとなっている。 まずはハンデ戦ということで、思わぬ軽量馬が馬券圏内に来ているから荒れるのか?

ⒸSPAIA
データを見るとむしろハンデの重い馬の方が成績がいい。ここ4年に関していえば、55kg以上の馬しか馬券圏内に来ていない。牝馬では5年前のリトルゲルタ(53kg)、6年前のメイショウデイム(53kg)が馬券圏内に来ているが、牡馬となると7年前のケンブリッジエル(53kg)の3着までさかのぼる。
次に注目すべきデータは枠順成績。

ⒸSPAIA
7、8枠の数字が圧倒的に低い。これは開催が変わって仮柵を外に出すので、馬場の内の方でも傷んでいないからである。それに1200m戦と距離が短いため少しのロスも許されない条件だけに、内ラチ沿いをぴったり回ってきた方がいいに決まっている。それが顕著に出たデータといえる。
狙いは乗り替わりの馬
先に荒れるレースだといったが、実は馬連は過去10年で万馬券なし。1番人気の馬が2着以内に来たのが3回しかないにも関わらず、馬連万馬券が出ないということは3着馬に注目しないといけないということ。

ⒸSPAIA
これだけ顕著に3着馬が荒れるのも珍しいレースではないか。何か共通点がないか探ったところ、10頭中9頭の騎手が乗り替わっていた。

ⒸSPAIA
騎手が新味を出すということなのか?はたまた主戦騎手に戻って本領発揮なのか。あとは16戦以上している馬しか3着に来ていないというのも面白いデータである。
馬券は穴馬から実績のある馬へ
まずは穴馬から。乗り替わり、16戦以上経験している馬の中から、ビップライブリーを推奨したい。そこまで決め手のある馬ではないが、立ち回りがうまいタイプ。もともと1400mを主戦にしていたが、オープンクラスに上がってからは1200mの方が成績がいい。後ろが紛れると3着までに粘り込めないか。
ラインスピリットは2走前がGⅠ3着。京都でオープン勝ちの実績がある実力馬。久々に主戦の森一騎手に手綱が戻るのも魅力。乗り替わり、3着の条件は実はテン乗りの方が成績がいいのだが、2017年のセカンドテーブルのように主戦騎手に戻って、3着に来たパターンもある。今回は前走の大敗、武豊騎手からの乗り替わりで人気が落ちそう。森一騎手にはここで奮起を期待したい。この2頭からワイドで流しても十分付くはずだ。
相手筆頭はアレスバローズ。前走は行きたがってしまったのが敗因。2走前も大敗だが、もともと雨馬場は苦手なので参考外でいい。57.5kgだが、データ的に複勝率が最も高い斤量区分に入る。コース変わりで馬場がどこもきれいになるのはこの馬の決め手を発揮するには最高の条件となるはず。
アレスバローズ1点で軸がいいのかと言われると少々不安なので、4歳馬不利なデータは気になるが、前走、前に厳しい展開の割に頑張ったアンヴァルを押さえておく。
買い目 ワイド
ビップ・ラインからアレス・アンヴァルの計4点。あとは高配当を狙ってビップ、ラインのワイドも少々押さえておく。

ⒸSPAIA
