武豊が33年目で初の中山金杯参戦!マウントゴールドを勝利に導けるか

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持ち時計があり、上がりがかかる馬を狙う
2019年の中央競馬も1月5日の中山と京都の金杯からスタートする。SPAIAでは今年もデータを用いた様々な角度からの競馬予想をお届けする予定だ。
今回は中山競馬場で行われるGⅢ、中山金杯(芝2000m)について、馬場適性に着目して予想する編集部員が馬場傾向とレース適性から注目馬を推奨する。
12月28日の開催では芝コースで5レースが行われ、最も速い勝ち時計は芝2000mで行われたG1・ホープフルSの2.01.6とやや掛かり気味だった。また勝ち馬の平均上がりは、35.2と有馬記念の週と全く同じタイムで、引き続き上がりも掛かっていた。しかし今週からCコースに変わり、内側の傷んだ箇所は少なくなるため、時計は先週よりも速くなることが考えられる。ある程度持ち時計もありながら、上がりの掛かる競馬を得意とする馬を狙ってみたい。
武豊騎手が中山金杯初騎乗
このデータから、2019年最初の推奨馬として取り上げたいのはマウントゴールド。中央でデビューするも、勝利を挙げることができなかったマウントゴールドは、ホッカイドウ競馬で3勝を挙げて中央に復帰。以来、芝2000mを中心に使われ、(3,1,2,2)と好成績を残している。

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さらに2000m戦の平均勝ち時計も1.59.8と飛び抜けて速いわけではないが、1.57.4という持ち時計もあり、過去の中山金杯と比較しても条件的に合致する。昨年の小倉記念で初めて重賞に挑戦すると3着、前走のチャレンジカップでも2着になるなど、重賞でも通用することを証明している。ハンデも56キロであれば、なおさら興味をそそる。
そして騎乗する武豊騎手は、なんとデビュー33年目にして中山金杯初騎乗となる。京都金杯では過去に4勝を挙げており、最多勝利記録を持っている。それだけ、関西で有力馬に騎乗し続けてきたとはいえ、初騎乗というのは意外だった。初騎乗で初勝利を飾り、33年連続の重賞勝利を達成するのか、注目が集まる。2019年の競馬も『金杯で乾杯』といきたいところだ。
