オジュウチョウサンが絶好枠をゲット!有馬記念公開抽選会レポート

SPAIA編集部 三木俊幸

武豊,ⒸSPAIA

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会場は熱気に包まれる

12月20日に有馬記念フェスティバル公開枠順抽選会が行われた。出走馬の馬主、騎手、調教師などの関係者が一同に会するとともに、抽選で選ばれた500人のファンが集まり、会場は熱気に包まれた。

枠順抽選会会場,ⒸSPAIA

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土屋と桃李,ⒸSPAIA

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土屋シュヴァル引く,ⒸSPAIA

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また、ゲストにはJRA年間プロモーションキャラクターを務める松坂桃李さんと土屋太鳳さんが来場し、馬の順番を決める抽選を担当した。最初に馬名が入ったボールを引いたのは土屋さん。選ばれたのは、昨年の3着馬シュヴァルグランだった。

友道先生,ⒸSPAIA

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友道調教師とボウマン騎手が登壇。インタビュアーが昨年も同馬に騎乗し、抽選に参加したボウマン騎手に思わず「このような抽選会に参加したことはあるのでしょうか」と質問してしまうほどの緊張感に包まれる中、友道調教師が抽選のボールを引いた。選んだのは……。

友道先生15番,ⒸSPAIA

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「15」という数字が見えた瞬間、会場からどよめきが起こった。それに加え、データからも不利と言われている外枠となったことで、友道調教師も思わず仰け反ってしまうほどだった。ボウマン騎手も直後は「もう一度抽選したい」と語っていたが、抽選会後のレセプションパーティーでは「内枠が欲しかったが、仕方がない。外枠であれば、馬群で包まれることは無い」と気持ちを切り替えていた。

レイデオロは12番枠に

その後、土屋さんと松坂さんが交互にボールを選んでいき、4番目に名前が呼ばれたのは前走、ジャパンCで2着だったキセキ。中竹調教師の代理として出席し、緊張感に襲われていたという上村技術調教師と川田騎手が登壇した。

川田と上村,ⒸSPAIA

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川田14番,ⒸSPAIA

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抽選を担当した川田騎手が引いたボールは14番だった。序盤から次々と不利な外枠が埋まっていくという展開となった。

アブ6番,ⒸSPAIA

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福永2番,ⒸSPAIA

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ルメ12番,ⒸSPAIA

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その後も続々と枠順が決まっていく。今回が引退レースとなるサトノダイヤモンドは3枠6番、凱旋門賞からの帰国緒戦となるクリンチャーは1枠2番で宮本調教師も思わずガッツポーズ。1番人気になると予想されるレイデオロは6枠12番に決まった。

やはり何か持っている男、武豊

この日のハイライトは最強障害馬のオジュウチョウサンに騎乗する武豊騎手だったと言えるだろう。ここまで9頭が抽選を行い、有利と言われる1番枠は選ばれていない状況だった。昨年、武豊騎手はキタサンブラックに騎乗し、見事に1枠1番を引き当てて勝利へと導いた。

桃李オジュウ引く,ⒸSPAIA

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豊さん登壇,ⒸSPAIA

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豊さん1引く,ⒸSPAIA

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そして今年、武豊騎手が選んだボールに書かれていた番号は、またしても「1」だった。会場はこの日一番の盛り上がりを見せるとともに、武豊騎手自身も驚いているように見えた。やはり何かを持っている男だと、誰もが感じただろう。どのようなレースを見せてくれるのか、注目したい。

みんなで登壇,ⒸSPAIA

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その後も順調に抽選が進み、枠順は以下のように決定した。

有馬枠順,ⒸSPAIA

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外枠を引いてしまった有力馬もいて、明暗の分かれる結果となった。

抽選後は華やかなパーティーへ

枠順抽選会終了後は、会場を移しレセプションパーティーが開催された。

太鳳と林,ⒸSPAIA

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川田,ⒸSPAIA

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デム兄弟,ⒸSPAIA

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騎手、調教師がそれぞれ枠順決定を受けて、思い思いの熱いコメントを残し、華やかな雰囲気の中イベントは幕を閉じた。2018年最後の大一番、有馬記念の発走は23日の15時25分。競馬ファンだけでなく、有馬記念を見た多くの人々の心を打つレースを見せてくれることだろう。

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