【札幌記念】「同年の2000mGⅡで連対」は複勝率57.1% 東大HCの本命はシェイクユアハート

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珍しくGⅠ馬不在となった「スーパーGⅡ」
札幌競馬場でGⅡ・札幌記念が行われる。天皇賞(春)3着馬で凱旋門賞挑戦を予定しているアドマイヤテラや、昨年のダービー3着馬ショウヘイ、前走で格上挑戦ながら小倉記念を制したゼンダンハヤブサなど、16頭が出走予定だ。
2017年以来となるGⅠ馬不在のメンバー構成だが、近走充実している実績馬が揃った。現在、1番人気が14連敗中で、昨年は2桁人気の馬が2頭激走する大波乱が起きた。今年はどのような決着となるのか。過去10年のデータから検討する。
GⅡ実績馬を重視

<札幌記念 同年の重賞実績別データ>
GⅠで3着以内【2-1-4-4】勝率18.2%/連対率27.3%/複勝率63.6%
GⅡで連対【4-3-3-17】勝率14.8%/連対率25.9%/複勝率37.0%
<同年GⅡ連対馬のうち>
3番人気以内【3-2-3-4】勝率25.0%/連対率41.7%/複勝率66.7%
2000mのGⅡで連対【2-1-1-3】勝率28.6%/連対率42.9%/複勝率57.1%
※過去10年。中央競馬での実績のみ
今年はGⅠ馬こそ不在だが、GⅠを使ってきた馬は多くいる。まずは彼らが信頼に足るかを考える。
同年にGⅠ(※中央のみ、以下同じ)出走歴がある馬は【6-6-8-42】で複勝率32.3%。10年いずれも該当馬が1頭は馬券に絡んでいた。同年GⅠで3着以内があると【2-1-4-4】同63.6%とやはり強く、天皇賞(春)でクロワデュノールと0秒1差の3着だったアドマイヤテラは無視できない。
また、大敗した馬の活躍も十分ある。同年GⅠで着差2秒0以上つけられた馬は【1-1-4-10】で、複勝率37.5%はむしろ前記のGⅠ出走馬全体よりも高い。人気薄の好走も複数あって複勝回収率は212%。前走大敗したエコロヴァルツ、シェイクユアハートらも侮れない。
次にGⅡ実績について見る。同年のGⅡ連対馬は【4-3-3-17】で複勝率37.0%。札幌記念で3番人気以内に推されたケースは【3-2-3-4】同66.7%と、前述のGⅠ実績馬と同等の成績にまでなる。
連対したGⅡの距離別で分けると、同距離の2000mが【2-1-1-3】。その大部分を占める金鯱賞が【2-0-1-3】だった。一方、2200m以上だと【0-1-1-11】で複勝率15.4%と苦戦。特に2400m以上のGⅡ連対馬4頭は全滅だ。長距離質の馬は少し割引が必要で、前述したアドマイヤテラも軸にはできないと考える。
重賞実績がない馬は好走率が低く、同年に重賞で5着以内がないと【3-2-3-45】複勝率15.1%。ただし、昨年はこの条件を満たさない1着トップナイフと3着アラタが2桁人気で激走した。この2頭の共通点として、トップナイフは23年に札幌記念2着、アラタは22年に4着と、過去にこのレースで結果を出していた。
(同年の実績を問わず)過去に札幌記念へ出走した際の着順別でデータを見ると、1着馬は【0-1-0-8】と振るわないが、2~5着馬は【1-1-3-7】で複勝率41.7%。平均人気8.1ながら3着内が5回あり、単複ともに回収率が200%を超えている。今年も結果が出ていないが、アラタには警戒する必要がある。
GⅡでは力上位
◎シェイクユアハート
昨年6月にオープン入りすると、その後GⅡ、GⅢで2勝2着1回。特に金鯱賞は4角10番手から差し切り、クイーンズウォーク(次走ヴィクトリアマイル3着)らに勝利した。同年の金鯱賞勝ち馬は札幌記念で【2-0-1-1】と結果を残していて、そこにも該当する。
GⅠ初挑戦の宝塚記念は大敗だったが、直前の大雨で重まで悪化した特殊な馬場で、後方にいてはノーチャンスだった。度外視できる。GⅡ以下では上位の力があり、ここでも崩れない。
◯ショウヘイ
昨年のダービーでクロワデュノール、マスカレードボールの3着に好走。今年も初戦のAJCCで0秒3差をつけて快勝した。大阪杯は10着と大敗したが、同年大阪杯10着以下馬は【1-1-2-8】と巻き返しも珍しくない。
こちらもGⅡ、GⅢでは【2-1-0-1】、最低着順4着と大崩れしておらず、シェイクユアハートと同様このメンバーでは中心的存在だ。鞍上の川田騎手は過去10年【2-1-0-1】とこのレースを得意としている。初の北海道でも。
▲アラタ
昨年はこのレースで13番人気3着。22年にはジャックドール、パンサラッサ、ウインマリリンという(後の、含む)GⅠ馬3頭に次ぐ4着で、前年覇者ソダシに先着した。それ以外も福島記念に4回出走して3→3→1→4着など、得意条件の時には善戦している。
前走の函館記念は10着だが、上がり3ハロンは3位と見所はあった。函館で3勝を挙げており、北海道は全体的に得意。昨年のような追込が決まるには展開の助けが必要だろうが、要警戒だ。
以下アドマイヤテラ、エコロヴァルツ、ローシャムパークまで印を回す。馬券は◎軸の馬連で勝負する。
▽札幌記念予想▽
◎シェイクユアハート
◯ショウヘイ
▲アラタ
△アドマイヤテラ
×エコロヴァルツ
×ローシャムパーク
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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