【さきたま杯】左回り1400mはベスト舞台 ロードフォンスが新王者に輝く

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上半期のダート短距離王決定戦
さきたま杯(ダート1400m・JpnⅠ)が2026年6月24日(水)に浦和競馬場で実施される。
今年のかしわ記念を快勝したウィルソンテソーロを筆頭に、昨年の覇者シャマル、昨年のJBCスプリント2着馬ママコチャ、重賞3勝の実績を誇るヤマニンチェルキ、前哨戦のプラチナカップを制したイグザルト、3歳馬ベストグリーンなどJRAと地方からスピード自慢が集結した。
春のダート短距離王決定戦を制するのはどの馬か。まずは予想の前に、過去10年のレース傾向を振り返ってみよう。


人気別成績では、1番人気が【4-2-1-3】で勝率、連対率、複勝率のすべてにおいてトップに君臨。ただし2番人気【1-3-3-3】、3番人気も【1-2-3-4】で、2020年と23年は7番人気が勝利を挙げており、伏兵にも注意が必要だ。

所属はJRAが7勝を含む11連対(栗東8、美浦3)とリード。地方馬は船橋が3連対、大井、浦和、兵庫が各2連対だった。

年齢は6歳馬が4勝を含む7連対で最多。5歳馬と8歳馬が5連対で続く。以下、7歳馬が2連対で、4歳馬は1連対だけだ。
実績面では、連対馬20頭中13頭が1400mのダートグレード競走で連対歴を持ち、残る7頭中3頭は南関東1400m重賞の勝ち馬またはJpnⅠ馬だった。
また、連対馬20頭中19頭が当日の馬体重500kg以上と大型馬の活躍が目立つ。脚質は【逃げ4先行11差し4追込1】と小回りコースだけに、器用さが求められる。

ロードフォンスが短距離王襲名だ
◎ロードフォンス
栗東所属の6歳馬。前走のかしわ記念は上位2頭の決め手に屈したが、しぶとく脚を伸ばして3着に入った。今年2月の根岸ステークス勝ちなど、左回りの1400mは全7勝中6勝を挙げている得意の距離。距離短縮は明らかにプラスだ。
2枠も過去10年で4連対を誇っており、前走が国内1600mのダートグレード組は6勝をマークしている。実績面のデータで合致する点が多く、ベストの距離ならJpnⅠタイトルは目前だ。
○ウィルソンテソーロ
美浦所属の7歳馬。前走のかしわ記念は先に抜け出したミッキーファイトをゴール前で差し切り、JpnⅠ・3勝目を挙げた。
初めての1400mになるが、1500mのかきつばた記念を勝っていることから対応は可能で、小回り適性は証明済み。ただ、馬体重499kg以下で連対したのは過去10年で2021年のエアスピネル(2着)だけ。その点をクリアできればJpnⅠ連勝も狙える。
▲シャマル
昨年はコースレコードでさきたま杯を勝利。JpnⅠ・3勝を含むダートグレード9勝の実績馬だ。
データ的に合致する点は多いが、近況は精彩を欠いており、ピークを過ぎた印象も。ただ、さきたま杯はリピーターが多く、重・不良馬場が得意なだけに道悪になれば前進は可能だろう。
ほか、ヤマニンチェルキは海外帰りとなった東京スプリントで4着。左回りはサウジ遠征の1回だけだが、昨年はダートグレードを3連勝した実力の持ち主。前走を使った上積みがあれば上位に加わる力はある。
ママコチャは2023年のスプリンターズステークスの勝ち馬で、昨年のJBCスプリント(船橋ダ1000m)で2着。芝・ダートの二刀流だ。今回は安田記念と宝塚記念を連勝した武豊騎手との初コンビ。レジェンドがどうエスコートするか注目だ。
大井のイグザルトは前哨戦のプラチナカップを制覇。浦和は【1-0-1-0】と適性が高く、末脚が生きる流れになれば上位に浮上できる。
浦和のアウストロは前哨戦のプラチナカップで斤量58kgを背負いながらクビ差2着と好走した。昨年9月のテレ玉杯オーバルスプリントでも2着の実績があり、走り慣れた地元なら通用してもいい。
大井のティントレットは南関東重賞2勝の実績馬で、昨年のさきたま杯でも4着に入った。前走の東京スプリントで2着に食らいついているように、自分のリズムで運べればJRA勢が相手でも引けを取らない。
《ライタープロフィール》
菊池 敬太
サンケイスポーツで南関東競馬を中心に予想とコラムを掲載。
近況のレース内容や傾向、データのほか、現場取材などで集めた情報をもとに高配当を狙っている。
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