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【NHKマイルC】Storm Cat内包馬が複回200%超 もうひとつの好相性血統も兼備する特注馬とは?

5時間前
坂上明大
NHKマイルCに強い血統や注目馬,ⒸSPAIA

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傾向解説

3歳芝マイル王決定戦・NHKマイルカップ。スプリント路線から中距離路線、さらに牝馬路線と幅広いカテゴリーから実力馬が集結する非常に難解な一戦です。本記事では血統面を中心にレース傾向を整理していきます。

まず押さえておきたいポイントは、各路線の力関係について。3歳牝馬路線は1600m>1400m/1800m以上>1200m以下という力関係が明確にあり、これは桜花賞を大目標にする馬がほとんどであるためです。

それに対して、3歳牡馬路線はクラシック第1戦の皐月賞が2000mで行われるため、1800m以上に素質馬が集まりやすく、そこから距離が短くなればなるほどメンバーレベルは落ちる傾向にあります。そのため、3歳マイル王決定戦であるNHKマイルCにおいても前走で1600m以上を使っていた馬の好走率が高く、特に牡馬は1800m以上組、牝馬は1600m組を中心に狙うのが本レースのセオリーといえるでしょう。

血統面では、古くから北米血統馬が強いレース。短距離馬も多く参戦するためハイペース戦になりやすく、北米血統のスピードが強みになりやすいのが特徴です。

特に2001年クロフネ→グラスエイコウオーのフレンチデピュティ産駒ワンツーから始まったフレンチデピュティ系の強さは、20年以上が経った現在も変わっていません。2013年10番人気1着マイネルホウオウ(母父フレンチデピュティ)、2016年12番人気3着レインボーライン(母父フレンチデピュティ)など、穴馬の好走例も多数出ています。

フレンチデピュティ内包馬,ⒸSPAIA


<フレンチデピュティ内包馬>
該当馬【1-1-2-15/19】
勝率5.3%/連対率10.5%/複勝率21.1%/単回収率30%/複回収率148%
※過去10年

また、フレンチデピュティと同様に北米の主流血統であるStorm Catも大活躍。2017年13番人気2着リエノテソーロや2019年14番人気2着ケイデンスコール、2020年9番人気ラウダシオン、2022年18番人気3着カワキタレブリーなど、こちらも数多くの下位人気馬が波乱を演出しており、昨年はフレンチデピュティとStorm Catの血を兼備する2頭が2~3着に好走しています。

Storm Cat内包馬,ⒸSPAIA


<Storm Cat内包馬>
該当馬【4-5-3-37/49】
勝率8.2%/連対率18.4%/複勝率24.5%/単回収率126%/複回収率237%
※過去10年


【注目血統馬】

☆ダイヤモンドノット
4代母Numeraria、3代母リアルナンバーはともにアルゼンチンのGⅠ馬で、母エンドレスノットはウリウリ(2014年京都牝馬S、2015年CBC賞)やマカヒキ(2016年日本ダービー)の全姉という良血。母自身も芝とダートの1600m以下で4勝を挙げており、本馬の半兄には2023年のダービー卿チャレンジトロフィー3着馬ゾンニッヒがいます。

ブリックスアンドモルタル産駒の本馬はHaloの6×4・6を持つ点が特徴的で、Storm CatとDeputy Ministerを併せ持つ点も魅力大。地力・適性ともにメンバー上位の一頭です。

☆カヴァレリッツォ
母母バラダセールは2011年に亜1000ギニーと亜オークスを制した名牝で、繁殖牝馬としてもサトノフラッグ(2020年弥生賞)やサトノレイナス(2021年桜花賞2着)を輩出しています。

本馬の母バラーディストもダート1700~1800mで3勝を挙げており、その初仔となる本馬はサートゥルナーリアを父に配した形です。サンデーサイレンスの4×3を中心とした主流配合で、NHKマイルCと相性が良いロードカナロア(母父Storm Cat)父系という点からも、東京芝1600mへの条件替わりは間違いなくプラス材料。ハイレベルな皐月賞からの距離短縮という点も魅力の一頭です。


NHKマイルCに強い血統や注目馬,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
坂上明大
1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

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