【NHKマイルC】サンダーストラックの逆襲期待 見逃せない直近4年の勝ち馬との共通点

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3歳マイル王決定戦に好メンバー集結
10日に東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(GⅠ)。昨年の朝日杯フューチュリティステークスで4着以内に入った世代屈指のマイラーが揃って参戦するほか、2戦2勝で前哨戦を制したアスクイキゴミなどの新星候補も登場。3歳マイル王決定戦にふさわしい好メンバーが揃った。
ここではレースの過去10年データを分析し、傾向に合致する今年の注目馬を紹介する。
★人気

1番人気は【1-2-1-6】と勝率10.0%止まりで、複勝率も40.0%とやや物足りない数値。対して2番人気が【4-2-0-4】勝率40.0%、複勝率60.0%の好成績を誇る。
とはいえ5番人気以内【6-6-2-36】勝率12.0%、複勝率28.0%ではやはり手を出しづらい。6番人気【1-0-2-7】複勝率30.0%や9番人気【3-0-1-6】勝率30.0%、複勝率40.0%など、伏兵の台頭に期待したい。
★所属

勝率と連対率では美浦所属馬が優勢だが、複勝率では3着9回の栗東所属馬がリード。昨年は栗東所属馬が馬券内を独占した。
★脚質

直線の長い東京コースながら逃げ馬も【1-1-1-7】複勝率30.0%と健闘。ただし、このうち2例はメジャーエンブレム(2016年1番人気1着)とレシステンシア(2020年1番人気2着)であり、直近は5連敗中だ。
特に近年は短距離実績馬が引っ張る激流も珍しくなく、昨年も差し・追込馬が馬券内を独占している。上がり3位以内が【6-7-5-13】複勝率58.1%、複勝回収率411%を叩き出しているように、末脚自慢に注意を払いたい。
★前走クラス

前走重賞組が【10-9-10-138】と圧倒的。とくに前走で1番人気に推されていた馬は【5-3-1-15】勝率20.8%、複勝率37.5%を誇る。
しかも、その前走重賞1番人気馬は前走1着【1-0-0-4】勝率・複勝率20.0%に対して2着以下が【4-3-1-11】勝率21.1%、複勝率42.1%だから、むしろ負けている方が好ましい。
★主な前走レース

桜花賞組【2-3-1-15】勝率9.5%、複勝率28.6%が今年は不在。皐月賞組【2-2-0-9】勝率15.4%、複勝率30.8%も好データだが、8着以内【2-2-0-0】に対して10着以下は【0-0-0-9】。この中には前年の朝日杯FSで2着だったダノンタッチダウンやクリノガウディーといった2歳マイルGⅠ好走馬も含まれている。
今年の該当馬アドマイヤクワッズとカヴァレリッツォは、いずれも皐月賞で2ケタ着順の大敗を喫した。昨年の朝日杯FS3着馬と勝ち馬であり、マイルでの逆襲が期待されるが、データ面では割引が必要だ。
★前走着順

クラスやレースに関わらず、前走1着馬が【1-0-1-36】勝率2.6%、複勝率5.3%と大苦戦。2~4着【8-7-5-46】勝率12.1%、複勝率30.3%が狙い目だ。
前走6着以下【0-3-2-57】からの巻き返しは桜花賞、皐月賞、アーリントンC(現・チャーチルダウンズC)の3パターンのみ。それ以外のレースで大敗していた馬は割引と考えたい。
「新馬勝ち」がポイント
この他、今年のNHKマイルCでは以下の条件を注目データとして取り上げる。

直近4回のNHKマイルCでは、父ミスタープロスペクター系の馬が【4-1-2-14】勝率19.0%、複勝率33.3%の好成績。勝ち馬4頭の共通点は「デビュー戦で勝利を挙げていた」こと。さらに「キャリア4戦以上」と、ある程度経験を積んでいたこと。今年もそのトレンドに合致する注目馬が見つかった。
<今年の注目馬>
サンダーストラック
・ミスプロ系ロードカナロア産駒
・昨年9月に新馬勝ちかつキャリア4戦
・前走チャーチルダウンズC
美浦・木村哲也厩舎が管理するロードカナロア産駒の3歳牡馬。キャリア通算【2-0-0-2】で、2勝はいずれも芝1600m戦。今年1月にシンザン記念(GⅢ)を制している。
前走のチャーチルダウンズCは1番人気で12着と大敗を喫したが、陣営からは休み明けの急仕上げかつスローペースで引っ掛かり、道中も他馬との接触など多数の悪条件が重なったもの。キャリア初の道悪も含めて度外視できる。
前走クラスの項目で触れたように、前走重賞1番人気馬はむしろ負けていた組の方が狙い目で、過去に6着以下から巻き返した例があるチャーチルダウンズC(旧アーリントンC)組という点も強調材料だ。C.ルメール騎手の継続騎乗も心強く、大一番で逆襲に期待する。
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