【中山牝馬S】格より勢い重視!単回178%、複回211%のお宝データ該当馬に注目

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JRA屈指の“荒れる重賞
7日に中山競馬場で行われる中山牝馬ステークス。中山芝1800mというトリッキーな舞台で行われる牝馬限定のハンデ戦とあって、2022年には3連単173万円超馬券が飛び出すなど、JRA屈指の“荒れる重賞”としてお馴染みの一戦だ。
ここでは過去10年データを分析しつつ、傾向に合致する今年の注目馬を紹介する。
★人気

“荒れる重賞”を物語っているのが1番人気【0-2-3-5】で、1番人気の最後の勝利は2014年フーラブライドまでさかのぼる。
さらに2番人気も【1-1-0-8】複勝率20.0%で3番人気も【2-1-0-7】複勝率30.0%と上位人気が軒並み心許ない数値に。人気は度外視で買いたい馬を買う、という戦略で良さそうだ。
★年齢

5歳【6-4-4-44】が勝ち星最多で勝率10.3%もトップ。好走率では4歳【3-4-3-29】の連対率17.9%、複勝率25.6%がリードしている。
6歳以上も馬券絡みはあるが、【1-2-3-49】複勝率10.9%で強調材料には欠ける。若い馬を重視したい。
★所属

中山開催ながら栗東所属馬が過半数の6勝をマーク。ただし連対数は美浦11に対して栗東が9と逆転する。
★脚質

直線の短い中山が舞台にも関わらず、差しが【7-5-5-44】勝率11.5%、複勝率27.9%と数多く馬券に絡んでおり、回収率も単勝240%で複勝110%と優秀だ。
追込は【0-0-2-44】複勝率4.3%と絶望的で後ろ過ぎると間に合わないが、イメージで過度に前を重視しすぎるのは危険と言える。
★前走クラス

好走馬の数はGⅢ【5-4-8-77】が多くなっているが、率で見ると優秀なのが3勝クラス【3-2-1-9】勝率20.0%、複勝率40.0%。直近3連勝中で、その3回のうち2回は3勝クラス組がワンツーを決めている。
重賞組で括って【5-7-9-93】勝率4.4%、複勝率18.4%はやや頼りなく、特に直近3戦は1勝クラス組の勢いに押され気味で【0-1-3-22】複勝率15.4%と苦戦が目立っている。
★主な種牡馬系統

父ミスタープロスペクター系が【2-6-3-17】勝率7.1%、複勝率39.3%の好成績。勝利こそ2020年フェアリーポルカ(父ルーラーシップ)が最後だが、2019年から7年連続で馬券に絡んでおり今年も見逃せない。
凱旋門賞4着馬のような飛躍に期待
この他、今年の中山牝馬Sでは以下の条件を注目データとして取り上げる。

前走から距離延長となる馬の成績が悪く、前走も1800m以上の距離を使っていた馬が【7-8-8-73】勝率7.3%、複勝率24.0%と中心。なかでも前走が中山か東京の非重賞だった馬は【2-2-1-7】勝率16.7%、複勝率は41.7%に上昇する。
さらにその前走で連対していた馬は【2-1-1-3】勝率28.6%、複勝率57.1%で安定感抜群。回収率も単勝178%、複勝211%というお宝データになる。
<今年の注目馬>
エセルフリーダ
・前走中山芝2000mの初富士S(3勝クラス)で1着
・好データ該当の5歳馬
美浦・武藤善則厩舎が管理するキタサンブラック産駒の5歳牝馬。中山芝1800mは今回が初めての出走となるが、中山芝2000mで3勝を挙げているコース巧者だ。
上述した通り中山牝馬Sでは前走3勝クラス組が好成績で、2023年の勝ち馬スルーセブンシーズが初富士Sからの連勝で重賞初勝利を掴んでいる。
同馬はその後、宝塚記念でイクイノックスとタイム差なしの2着と好走。秋は凱旋門賞に挑戦して4着と健闘を見せた。エセルフリーダもこの後の飛躍に弾みをつけるようなパフォーマンスに期待したい。
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