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【フィリーズレビュー】前走1勝クラス4着のフロムレイブンに熱視線 OP組はコラルリーフが狙い目

2026/03/01 18:00
勝木淳
過去10年のデータから見るフィリーズレビュー,ⒸSPAIA

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阪神内回り特有のハイペース対応がカギ

桜花賞トライアルという立ち位置にあるものの、ことフィリーズレビューの馬券を的中させるなら、桜花賞のマイル路線とは切り離して考えるという割り切りが必要だ。たとえば、本番で勝負になりそうな実績馬でも、マイル適性が高そうなら思い切って切るという戦略が有効だったりする。

ようは「芝内回り1400mという舞台なら勝負になる」と踏んだスプリント適性寄りの馬が桜花賞への切符を目指すことで、レースの流れがスプリント戦に近づいてしまい、その結果、予想外の結果を迎える。

フィリーズレビューは毎年こんな構造になりやすいので、スプリント適性を重視するか、急流に乗じて差し込んでくる差し馬に目をつけたいレースだ。データは過去10年分を使用する。


人気別成績,ⒸSPAIA


1番人気は【0-4-0-6】複勝率40.0%で2着4回とはいえ、これはいささか頼りない。3歳牝馬クラシック戦線の実績はマイルを中心に築かれたものであり、それがフィリーズレビューの舞台設定と合わないのではないか。

2番人気【3-3-1-3】勝率30.0%、複勝率70.0%や3番人気【2-0-0-8】勝率、複勝率20.0%など一定数は人気馬も走ってくるが、8番人気【3-0-0-7】勝率、複勝率30.0%や10番人気以下【2-1-4-76】勝率2.4%、複勝率8.4%と人気薄の激走もある。

外回りのチューリップ賞と比べ、内回りでも多頭数になる傾向があり、道中でゴチャつくなどまぎれ要素も満載。的中にたどり着くのはかなり難しい重賞だ。


キャリア別成績,ⒸSPAIA


多頭数のさばきが難しいレースになるからか、キャリア1戦【0-0-0-7】や2戦【1-1-0-22】勝率4.2%、複勝率8.3%とキャリアの浅さはむしろマイナスに働く。

3戦【4-1-2-30】勝率10.8%、複勝率18.9%や5戦【4-4-3-26】勝率10.8%、複勝率29.7%に山があり、分布としては3~6戦に好走ゾーンが存在する。レース経験をきっちり積み、たとえ急流になっても最後まで我慢して勝負に残れるしぶとさがほしい。


紅梅Sの取捨

今年のメンバーも小倉芝1200mの萌黄賞を勝ったルージュサウダージが参戦を予定。ほかにもファンタジーS2着ショウナンカリス、中京芝1200mのクリスマスローズSを勝ったコラルリーフなど、1400m以下の実績馬がそろった。


前走クラス別成績,ⒸSPAIA


前走クラス別では、まず前走GⅠ【1-6-2-22】勝率3.2%、複勝率29.0%に注目する。アタマには置きにくいものの、2着は6回を数え、混戦を馬券的にまとめるために頼れるゾーンだ。

前走阪神ジュベナイルフィリーズ組のうち、5着馬は【0-4-0-1】。6着以下は【1-1-2-21】なので、7着ショウナンカリスなど敗退組は例年ほど機能しない可能性は頭に入れておこう。


前走OP/L・距離別成績,ⒸSPAIA


前走OP/L【4-0-0-27】勝率、複勝率12.9%は少し極端だが、GⅠ組と比べるとアタマで狙いやすいか。

その距離内訳は1400m超からの短縮が【2-0-0-6】勝率、複勝率25.0%とやや強め。1400m【1-0-0-14】勝率、複勝率6.7%に対し、1400m未満からの延長だと【1-0-0-7】勝率、複勝率12.5%で、距離変化が好走の糸口になる。

紅梅S組は2着プリンセスモコをはじめ強く推せず、それでいて人気を背負うので、取り扱いに注意しよう。となると上記のコラルリーフが浮上してくる。


前走1勝クラス・距離別成績,ⒸSPAIA


前走1勝クラスは【3-1-8-50】勝率4.8%、複勝率19.4%で3着が8回もある。

距離の傾向はOP/L組とは正反対で、1400m組が【3-1-5-31】勝率7.5%、複勝率22.5%と好走の大半を占める。ちなみに距離変化は【0-0-3-19】で、ここは前走で2勝目をあげたルージュサウダージより万両賞4着フロムレイブンに注目だ。

前走1400mの1勝クラス組は5着以内なら【3-1-5-22】。6着以下【0-0-0-9】を除けば勝負になる。フロムレイブンは前走中団から差して0秒4差。ペースがあがる重賞なら弾ける場面があっていい。


過去10年のデータから見るフィリーズレビュー,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『サラブレッド大辞典』(カンゼン)に寄稿。

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