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【阪急杯】マイネルチケットに重賞獲りの好機! 休み明けの有力馬より連戦の上がり馬を狙え

2026/02/15 18:00
SPAIA編集部
過去10年のデータから見る阪急杯,ⒸSPAIA

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阪神開幕週に戻った阪急杯

2月21日(土)に阪神競馬場で阪急杯(GⅢ・芝1400m)が行われる。高松宮記念に向けた西のステップレースとしてお馴染みの重賞だが、昨年からJRAではGⅠレースと各前哨戦の間隔を空ける施策がとられ、このレースも以前より1週早い時期での施行となった。

それに伴って昨年は京都開催の最終週に組まれたが、今年は阪神開催のスタート自体を1週繰り上げるという“大技”により、再び阪神開幕週に舞い戻った。過去10年のデータを基本としつつ、京都代替の昨年を除いた9回分のデータも併用しながら展望する。

ひと波乱あるレース

まずは人気別成績から見ていく。


人気別成績,ⒸSPAIA


1番人気の【4-1-1-4】は可もなく不可もなく。単勝1倍台になった17年シュウジ(8着)、23年グレナディアガーズ(7着)がどちらも馬券圏外に敗れており、断然人気の馬がいても全幅の信頼は置けない。

続く2番人気【1-2-2-5】も悪くはないが、3番人気【0-2-1-7】、4番人気【0-3-1-6】、5番人気【0-0-1-9】はいずれも未勝利。人気馬トータルではやや低調と表現すべきか。

以下、6番人気1勝、7番人気3勝、9番人気以下が1勝を含む5頭の馬券絡み。ひと波乱起きることも珍しくない。ただし、単勝オッズ100倍を超えると【0-0-0-41】でさすがに出番がなかった。


前走クラス別成績,ⒸSPAIA


続いて前走クラス別成績。前走3勝クラス組は【2-1-0-10】複勝率23.1%で、サンプルは少なめだが及第点の数字だ。連対3頭はいずれも前走が「1400m戦で2番人気以内」だった。

前走OP・リステッド組は【1-2-3-52】同10.3%と冴えない。といっても内訳を見るとその7着以下馬【0-0-0-36】が足を引っ張っているだけで、6着以内なら【1-2-3-16】同27.3%。複勝回収率も260%とむしろ高い。こちらは前走距離を問わず好走例がある。

重賞組についてはあとでレースごとにも見るが、前走国内GⅠ組は【1-1-1-5】複勝率37.5%、海外GⅠも含めると【2-1-1-5】同44.4%としっかり走る。ただし、馬券に絡んだ4頭はいずれもその8着以内馬だった。前走9~11着はサンプルなし、同12着以下からの臨戦は3例あって15着、14着、10着に沈んでいた。


前走レース別成績,ⒸSPAIA


前走レース別で分けると、まず京都金杯組が【2-1-1-8】複勝率33.3%。勝ち馬が出走した例はなく、着差0.2秒以内の敗戦なら【1-0-1-0】だが今年は不在。0.4秒差以内まで広げれば【2-0-1-2】で、ヤンキーバローズが当てはまる。

同コースで行われるハイレベルGⅡ・阪神Cからの直行は【1-3-2-22】同21.4%。もっと直結してもよさそうなものだが、案外目立たない。馬券に絡んだのは人気馬ばかりで、5番人気以下は【0-0-0-12】。また、阪神C10着以下からの参戦も【0-0-0-10】だった。妙味は薄い。

距離延長になるシルクロードS組は【1-1-1-19】同13.6%。率としては阪神C組より低いが、こちらは18年ダイアナヘイローの7番人気1着、一昨年サンライズロナウドの9番人気3着など穴も出す。マイルCS組は【1-0-1-4】同33.3%。前述の通り、12着以下馬は【0-0-0-3】だ。

前走のクラスや距離などを問わない全体傾向として、「間隔が詰まっている馬」の方が休み明けの馬より(好走率は低いが)高回収率を記録している。

中7週以下の【5-5-6-87】複勝率15.5%、単勝回収率97%、複勝回収率94%に対し、中8週以上は【5-5-4-49】同22.2%、単50%、複50%。後者の方が平均人気は上、つまり人気馬が多いため好走率では優勢だが、その実力ほどパフォーマンスを発揮できていないと解釈すべきだろう。

ここを「高松宮記念への叩き」と位置付けている有力馬よりも、直近でレースを使われて既に仕上がっている馬の続戦を狙った方が馬券的には筋がいい。「中7週以下かつ前走5着以内」なら【3-3-4-28】複勝率26.3%、単回収率134%、複回収率187%。ここに注目しよう。


その他データ,ⒸSPAIA


そのほか気になったデータを紹介する。まず年齢。4歳馬が【2-2-1-23】複勝率17.9%で、4番人気以下は【0-0-1-16】と不振だった。逆に7歳以上は【2-2-2-39】同13.3%で全体成績はあまりよくないが、前走5着以内なら【2-2-1-4】同55.6%。近況で結果を出しているベテランは侮れない。

阪神開催時の9回に注目すると、逃げ馬が【3-1-0-5】、馬番1~3番が【2-2-4-18】複勝率30.8%で単複ともに回収率100%超だった。開幕週らしく内枠と逃げ馬には要警戒だ。

マイネルチケットに好機

「6番人気以下の伏兵が5勝」「前走OP・リステッド6着以内馬が高回収率」「GⅠや阪神C大敗からの巻き返しはない」「休み明けの有力馬よりも中7週以下かつ前走5着以内の馬」「高齢馬、逃げ馬に警戒」というデータを踏まえ、登録馬をチェックする。

中7週以内で続戦してくるOP特別好走馬という観点で、睦月Sの1、2着馬レイベリングとマイネルチケットが目に留まる。もっとも睦月Sは前後半4F47.9-46.2秒のスローペースにもかかわらず2番手以下が大きく離れる特殊展開。後続に放置してもらえたレイベリングはだいぶラッキーだった感が否めない。

よって2着マイネルチケットの方を最有力とみる。2歳時にサウジアラビアRC3着、京王杯2歳Sでパンジャタワーと0.1秒差2着の実績があり、近走も仲秋Sでラヴァンダ、三年坂Sでブエナオンダとタイム差なし。戦ってきた相手関係を思えば、重賞をいつ勝っても不思議ではない。マイルもこなすが1400mがベスト。今回が絶好機だ。

阪神C組なら4着のグレイイングリーンをマークしたい。近況のいい高齢馬というデータに合致するし、阪神芝1400mの重賞は過去4戦して5着、4着、4着、4着といつも惜しいところまでは来ている。

1400mの3勝クラスを1番人気で勝ったディアナザールもデータが後押しする。逃げ馬というのもプラス評価だ。京都金杯で小差6着だったヤンキーバローズも1400mへの距離短縮は歓迎。シルクロードSで上がり32.6秒をマークしたナムラアトムも1200mよりは1400mの方がいい。

昨年の覇者カンチェンジュンガは後方一気の脚質が固まっていて、京都最終週外回りだった昨年と違う、阪神開幕週内回りという条件が課題となる点は要注意だ。

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