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【東京新聞杯】狙いたいのは3番人気以内の差し馬 東大HCの本命はウォーターリヒト

2026/02/07 17:00
東大ホースメンクラブ
東京新聞杯 差し馬のプラスデータ,🄫SPAIA,インフォグラフィック

ⒸSPAIA

登竜門的立ち位置のマイル戦

東京競馬場でGⅢ・東京新聞杯が行われる。昨年の覇者で前走マイルCS3着のウォーターリヒトや、3年連続R.キング騎手とのタッグで挑む9歳馬サクラトゥジュール、京都金杯を勝利したブエナオンダ、2連勝でオープン入りを果たしたエンペラーズソードなど16頭が出走予定だ。

2019年の勝ち馬インディチャンプが同年の安田記念を制したほか、リスグラシューやウインカーネリアンなど、様々な距離での活躍馬を輩出する登竜門的レースとなっている。果たして今年はどの馬が制するのか。過去10年のデータから検討する。

先行馬は割引、差し馬が中心

東京新聞杯の条件別成績,ⒸSPAIA


東京開催4日目であるため、内の馬場が良いのがこのレースの特徴。枠別成績にもそれが表れており、1、2枠で5勝2着3回に対し、7、8枠は合わせて【0-1-4-35】と勝利がない。

脚質別でも逃げ馬は【3-1-1-5】と半数が馬券に絡んでいる。昨年は16番人気のメイショウチタンが激走した。

逃げ馬が残った年のペースを見てみると、16年は前後半800mが48秒4-45秒7、17年は49秒8-45秒1とスローの逃げ切りだが、直近3年は23年から順に45秒8-46秒0、46秒1-46秒0、46秒1-46秒5と締まったペースでも粘れている。今年も出走するメイショウチタンは警戒する必要がある。

ところが先行馬は不振。成績は【1-1-3-28】複勝率15.2%。3番人気以内の5頭は全滅している。高速馬場でどの年も上がり3ハロン32秒~33秒前半の脚を使う馬が出てくるため、リードをとっている逃げ馬は粘れても、速い末脚がない好位勢はさらに後ろから飲まれると考えるべきか。

差しが【4-6-5-43】同25.9%、特に3番人気以内なら【2-3-3-8】同50.0%の好成績。ただし追込は【2-2-1-44】で、極端に後ろからだと届かない例が多くなる。

過去のマイル重賞実績に着目すると、まず前年のマイルCS(※京都開催のみ)に出走していた馬は【1-0-1-13】。ただし、マイルCSで差しの競馬をしていた場合は【1-0-1-3】で4着2回、6着1回と大崩れしていない。好走した2頭はマイルCSで中団のまま終わっていた馬(20年クリノガウディーがマイルCS7着→東京新聞杯3着、プリモシーンが11着→1着)。中団追走から3着のウォーターリヒトが筆頭候補、1枠1番を引けたシャンパンカラーも候補に挙がる。

裏を返せば、前年マイルCSに出走して差し以外の戦法を採った馬は馬券に絡んでいない。追込【0-0-0-8】でオフトレイル、マジックサンズは今回も届かない可能性が高く、データは少ないものの先行【0-0-0-2】からエルトンバローズ、ラヴァンダはやや減点となる。

前年の富士Sに出走していた馬は【1-1-1-23】と不振だが、好走3頭はいずれも富士Sで差しか追込であった。見直すなら後方待機で届かなかった馬だ。ウォーターリヒト、ウンブライル、シャンパンカラーらが該当する。

前走京都金杯(※京都開催のみ)組は【1-1-1-16】で、好走馬の前走脚質はバラバラだが、2着以内【1-0-1-2】と連続好走の例は2つある。外枠ではあるもののブエナオンダは一応押さえておきたい。

また、前走3勝クラス勝ち馬は【3-1-0-8】で、5番人気以内だと【3-0-0-3】と半数が勝利している。上位人気になるかは微妙だが、エンペラーズソードも要警戒だ。

マイルCSの走りを評価

◎ウォーターリヒト
昨年の当レースは4角12番手から直線一気で勝利。その後はマイルの流れに乗れず、上がりは上位だが届かないというレースが続いたものの、高杉吏麒騎手と初タッグで迎えた前走マイルCSで3着と好走した。自身の1000m通過は58秒6。それまでは59秒台の通過で4角2桁通過順となってしまっていたが、中団に取り付き、そしてそこからいつも通りの上がりを使えた。この位置取りができるなら差し損ねの心配は格段に下がる。好走データの差しの位置にいられれば、連覇の可能性は高い。

◯エンペラーズソード
昨年6月まで1勝クラスで苦戦していたが、秋から激変。直近5戦で3勝3着2回、目下東京マイルで2連勝中だ。前走は45秒7-46秒2のラップで逃げ切り勝ち。11月東京開催はジャパンカップでレコードが出るほどの高速馬場とはいえ、勝ち時計1分31秒9は条件戦だと過去10年で他に3回しかない。今の東京の馬場との相性もよさそうだ。

ただし今回はメイショウチタンがハナを主張するため、番手での競馬が予想される。そうなると先行馬不振のデータが懸念材料となる。

▲メイショウチタン
昨年はシンガリの16番人気から3着に逃げ粘る激走を果たした。続く中山記念もレコード決着の中で6着。シックスペンス、エコロヴァルツ、ソウルラッシュは抜けていたが、4着とはタイム差なしだった。

直近3戦は2桁着順が続いているが、6か月ぶりだった前走も1400m戦を逃げて前半600m34秒2とテンの速さは健在。今年も前走4角10番手以下だった馬が7頭と前が手薄なメンバー構成であり、再度激走してもおかしくない。

以下、ブエナオンダ、シャンパンカラー、ウンブライルまで印を回す。馬券は◎軸の馬連で勝負する。

▽東京新聞杯予想▽
◎ウォーターリヒト
◯エンペラーズソード
▲メイショウチタン
△ブエナオンダ
×シャンパンカラー
×ウンブライル

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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