【阪神JF】スピード・スタミナ兼備の万能型 スクリーンヒーロー産駒ヒズマスターピースに熱視線

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「牝馬の国枝」が送り込む注目馬
14日、阪神競馬場で第77回阪神ジュベナイルフィリーズが行われる。
芝1600mの2歳GⅠとあって完成度の高いスピード能力に長けた馬が有利と考えがちだが、近年はここから桜花賞、その先のオークスでも活躍する馬が多くいることを考えると、ある程度の成長力やスタミナも求められる。
そこで今回注目したいのが、美浦の名門・国枝栄厩舎が手がけるヒズマスターピースだ。
スピードとスタミナを兼ね備えた万能型の両親
父スクリーンヒーローは2008年にジャパンカップを勝った中長距離馬で、祖母はダイナアクトレスと牝系も一流だ。
父の産駒にはモーリス(香港マイルなど)やゴールドアクター(有馬記念)、ウインマリリン(香港ヴァーズ)といった中長距離馬だけでなく、ウインカーネリアン(スプリンターズステークス)やウイングレイテスト(スワンステークス)のような短距離での活躍馬もおり、さまざまなタイプの産駒を輩出している。
そして本馬の母イプスウィッチはフランスの中距離重賞で連対実績を持ち、祖母Imperial Beautyはフランスで短距離GⅠを制している。父母ともにスピードとスタミナの両方を兼ね備えた万能型だ。
阪神JFとの関連という点でも、母の父Danehill Dancerに祖母の父Sadler's Wells系という配合は、2023年の勝ち馬アスコリピチェーノと同じパターン。前走で赤松賞(1勝クラス)を快勝した勢いのままに、ここも上位進出に期待が持てる。

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