【阪神JF】AIの本命はアランカール “前走OP0.3秒差以上V”は複勝率50%

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オークス馬を母に持つ良血
14日に阪神競馬場を舞台に争われる阪神JF(GⅠ・芝1600m)。暮れの2歳女王決定戦に、将来を有望視される18頭が集結。重賞ウイナー不在の今年は例年以上の大混戦が予想される。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:アランカール
●短評
栗東・斉藤崇史厩舎が管理するエピファネイア産駒で、母は2016年の桜花賞2着・オークス優勝のシンハライトという良血馬。新馬戦を4馬身差、続く野路菊Sも3馬身半差で快勝し、2連勝とまだ底を見せていない。
今回と同舞台の前走・野路菊Sでは、4角最後方から全馬をまとめて差し切る豪快な競馬。記録した上がり3F33.3は、同2位の34.5を1.2秒も上回る出色の数字だった。2戦連続で出遅れるなど粗削りな面は残すが、母譲りのGⅠ級のポテンシャルは疑いようがない。
●データ
昨年の京都開催を含めた過去データを見ても、前走OP・L勝ち馬は【1-1-1-8】複勝率27.3%を誇る。サンプルは多くないものの好走傾向が見られ、重賞ウイナー不在で重賞組が手薄な今年は軽視できないグループとなる。
そのなかでも「前走を0.3秒以上差で勝ち切った馬」に限ると【1-1-1-3】で複勝率50.0%まで上昇。2016年1着ソウルスターリング、2018年2着クロノジェネシスなど、翌年のクラシック勝ち馬も該当しており、信頼度の高さがうかがえる。
また、同期間データでは2月以前生まれのノーザンファーム生産馬が【4-5-1-22】と3着以内全体の約3分の1を占める。さらに当日一桁人気に限れば【4-5-1-16】で複勝率38.5%、複回収率101%を記録しており、高い安定感を示している点も見逃せない。
AI予想エンジンKAIBA
◎アランカール
◯マーゴットラヴミー
▲ミツカネベネラ
△アルバンヌ
×タイセイボーグ
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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