【マイルCS】いま最もホットな父と、レトロな血を受け継ぐ母の融合 レーベンスティールの覚醒に期待
SPAIA編集部

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今年も英国からの刺客
23日に京都競馬場で行われる第42回マイルチャンピオンシップ。注目血統馬紹介の前に、まず触れておきたいのが海外馬について。昨年に引き続き、今年も英国から遠征馬がやってきた。
Massaatを父に持つドックランズは、今年6月のクイーンアンステークス(英GⅠ/芝8F)を勝った実績馬。半兄Harbour Viewsも豪州のマイル重賞で好走していることからも、この距離に適している母系なのだろう。日本、特に京都の高速馬場には少々重く映る血統だが、どのようなレースをしてくれるか、楽しみにしたい。
“新旧”混ざった注目の配合

さて、本題に入ろう。今回取り上げる血統注目馬は、レーベンスティールだ。
父リアルスティールといえば、先日BCクラシックを制したフォーエバーヤングが代表産駒。ほかにもチカッパ(東京盃)やフェブランシェ(スパーキングレディーカップ)など、ダートでの活躍馬が目立つ。
一方、レーベンスティールのほかにもヴェローチェエラ(函館記念)のように、母系に芝血統が入れば芝向きの産駒も出る。直近もアドマイヤクワッズがデイリー杯2歳ステークスを制して2歳マイル王の有力候補として名乗りを上げており、万能型種牡馬と言える。
芝の代表産駒と言えるレーベンスティールは母の父がトウカイテイオーで、祖母の父にはリアルシャダイの名前も。今から23年前、2002年にマイルCSを勝ったトウカイポイントと同じ組み合わせというのは驚きだ。
いま最もホットな父に、少しレトロな血統が並ぶ母系が融合。キャリア2度目のマイル戦で、その才能が覚醒することに期待したい。
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