JRAが東海Sなどのレースレーティングを発表 ヤマニンウルスの「114」は今年のダート重賞3番目の高評価

SPAIA編集部

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7月27日の重賞・オープン特別競走が対象

日本中央競馬会(JRA)は7月27日に行われた平地重賞競走、リステッド競走、その他のオープン特別競走のレーティングを31日、発表した。

レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標で、着差・負担重量などをもとに国際的に統一された基準によって数値化されたもの。GⅠ競走については出走した全馬、その他クラスの競走に関しては各レースで4着までに入った馬が対象となっている。

中京競馬場で行われた東海ステークスでは、勝ち馬ヤマニンウルスが「114」を獲得。これはフェブラリーステークス(勝ち馬コスタノヴァ/117)、アンタレスステークス(勝ち馬ミッキーファイト/115)に次ぐ今年のダート重賞第3位の高評価となった。

ヤマニンウルスは栗東・斉藤崇史厩舎が管理するジャスタウェイ産駒の5歳牡馬。若駒時は脚元の不安を抱えていたため順調にレースを使うことができなかったが、2022年8月の新馬戦から2024年7月のプロキオンS(GⅢ/小倉ダート1700m)にかけて5戦5勝で重賞タイトルを手にした素質馬だ。

その後、昨年12月の名古屋大賞典(JpnⅢ/名古屋ダート2000m)で初黒星を喫して以降は4連敗と苦戦が続いていたが、東海Sは後続に3馬身半差をつける快勝。復活した大器は次なるターゲットをどこに定めるのか。今後の動向から目が離せない。

このほか、カナテープが勝利を挙げた関屋記念など、先週行われたレースのレーティングはJRA公式サイト(https://www.jra.go.jp/news/202507/073101.html)で確認できる。

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