【宝塚記念】逆転狙うロードデルレイに追い風、レガレイラの挑戦にも注目 ローテーションに見られる特徴は
SPAIA編集部

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前走敗戦からの逆襲が目立つ
15日に阪神競馬場で開催される宝塚記念(GⅠ・芝2200m)。上半期を締めくくる大一番に、今年は17頭の豪華メンバーが集結した。
もちろんファン投票トップ3のベラジオオペラ、レガレイラ、アーバンシックといったところが大きな注目を集めているが、今年は絶対的な主役候補が不在。週末の雨予報も相まって、どこからでも入れそうな混戦ムードとなっている。
ここでは過去10年の宝塚記念出走馬のローテーションに着目。好走馬の特徴を探っていく。

過去10年のうち、最も勝ち馬を輩出している前走レースは天皇賞(春)で、その成績は【3-3-3-30】。昨年もブローザホーンが天皇賞(春)2着から宝塚記念を制した。
天皇賞(春)からの臨戦では「前走連対馬」が【2-0-2-7】で勝率18.2%も、今年は該当馬不在。4着以下に負けた組からの逆襲は「前走5~9番人気」が【1-2-1-6】勝率10.0%、複勝率40.0%の好成績となっている。
距離適性や状態面など、明確な不安はありつつも能力を評価されてそこそこの人気になっていた馬が条件替わりで変身、というのが狙い目。今年はシュヴァリエローズが好条件に該当する。
続いて【2-3-2-21】の大阪杯はGⅠ昇格後の【2-3-2-19】から絞り込む。昨年もソールオリエンスが2着、ベラジオオペラが3着と好走馬を出した。
こちらは「前走1着」が【0-0-2-3】と勝ち馬が出ていないのに対し、「前走2~9着」が【2-3-0-14】勝率10.5%と活躍している。
さらに「前走5番人気以内」なら【2-3-0-6】勝率18.2%、複勝率45.5%と好走率がアップ。今年は連覇達成のベラジオオペラより、4番人気2着のロードデルレイに注目だ。
最後に、ファン投票2位のレガレイラについて。実は同馬が該当する「前走・有馬記念」は、過去10年ではデータがない。
2000年以降に広げてみても、該当馬は2003年5着シンボリクリスエスと2005年3着ゼンノロブロイの2頭だけ。どちらも前年の有馬記念で勝利を挙げた実力馬だが、連勝は叶わなかった。
2歳暮れのホープフルSで同世代の牡馬の強豪をまとめて倒し、昨年は64年ぶりとなる3歳牝馬の有馬記念制覇という快挙を成し遂げたレガレイラがまた新たな歴史を作るのか。こちらも注目だ。
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