【マンガ】スプリングSから消えた「フジテレビ賞」の冠名、ポイントは8枠の取捨選択!?

SPAIA編集部

2025年スプリングSの違和感,ⒸSPAIA(作画・キナ酸ラクトン)

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14年ぶりに「冠名」が外れる

今週末は中山競馬場でスプリングS(GⅡ・芝1800m)が開催されます。先週の弥生賞ディープインパクト記念に続いて、3着以内の馬には皐月賞への優先出走権が付与される注目のトライアルレースとなります。

その名の通り“春”のクラシック戦線に向けた重要な一戦。1958年からサブタイトルに「皐月賞トライアル」が付与され、1964年からは株式会社フジテレビジョンの寄贈により「フジテレビ賞スプリングステークス(皐月賞トライアル)」の正式名称で長らく実施されてきました。

それが今年は同社から寄贈辞退の申し出があり、「第74回スプリングステークス(皐月賞トライアル)」として行われることに。「フジテレビ賞」が消えるのは、東日本大震災により阪神競馬場で「東北関東大震災 被災地支援競馬」として実施された2011年以来、実に14年ぶりのことになります。


「8」の取捨がカギに…?

2025年スプリングSの違和感,ⒸSPAIA(作画・キナ酸ラクトン)

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フジテレビと言えば、チャンネル及びリモコンキーのIDが「8」であることでお馴染み。そんなこともあって、このスプリングSでは「8枠」や「馬番8」が通常のレース以上に注目を集めてきました。

実際、2017年はウインブライトが「8枠」10番から勝利し、さらに2着には7枠「8番」のアウトライアーズが食い込んだことが話題に。1999年にはワンダーファングとタイクラッシャーによる枠連「8-8」決着もありました。

ちなみに、過去10年のデータを見てみると、8枠は【2-1-3-14】勝率10.0%、複勝率30.0%とまずまずですが単回収率76%に複回収率57%と妙味は薄め。馬番8も【1-1-1-7】勝率10.0%、複勝率30.0%ながら回収率は単23%で複42%と低く、実力以上に注目を浴びてしまっている可能性が否めません。

となると、「フジテレビ賞」がなくなる今年は注目が薄れる分、狙い目になる…?例年と異なる2025年のスプリングSがどんな結末を迎えるのか、みんなで見守りましょう。

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