【フェアリーS】AIの本命はレイユール 「前走上がり最速」「父ディープインパクト系」が好データ
SPAIA編集部
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牝馬の“出世レース”赤松賞からの参戦
12日(日)に中山競馬場でフェアリーS(GⅢ・芝1600m)が開催される。後にGⅠ戦線で活躍するアエロリット、ファインルージュ、スターズオンアースなど実力馬たちを輩出している一戦。AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:レイユール
●短評
美浦・手塚貴久厩舎のキズナ産駒で、昨夏に新潟記念を制覇したシンリョクカと3/4同血の妹という血統。切れ味抜群の末脚を武器とするタイプで、前走の赤松賞では上がり最速となる33.4をマークした。今回と同舞台の新馬戦では16頭立ての多頭数戦を経験し、ラスト1F10.8という驚異的なラップを叩き出した点も評価できる。レースでは終始馬群の内側を立ち回り、直線では内ラチ沿いのわずかな隙間を抜ける胆力を見せた点も強調材料だ。
前走はスローペースだったことも影響し差し損ねての2着だったが、勝ち馬はアルテミスSでも上位と小差だった実力馬であり、悲観する必要はない。新馬戦で強烈な勝ち方をした中山マイルに戻っての上昇を期待する。
●データ
過去10年のデータでは、直線の短いコースながらも差し馬が【6-5-5-45】複勝率26.2%。馬券圏内に入った馬の過半数を占めている。
「前走上がり最速」を記録した馬も【4-3-5-27】4勝、複勝率30.8%と好成績。なかでも「前走赤松賞」組は【1-1-0-2】勝率25.0%、連対率50.0%と優秀だ。ちなみに、直近5回の「赤松賞で上がり最速馬」はアカイトリノムスメ、ナミュール、ステレンボッシュとGⅠ馬がズラリ。今回だけでなく今後の活躍にも期待できるデータとなっている。
ほか、母数は少ないもののキズナ産駒が【1-0-0-2】、父ディープインパクト系も【4-1-3-15】勝率17.4%、複勝率34.8%と好相性。さらに、父ディープインパクト系×上がり3F5位以内なら【4-1-2-4】勝率36.4%、複勝率63.6%と激アツだ。今回と同舞台の新馬戦でラスト1F10.8を刻んだ本馬なら、速い上がりをマークしても不思議はない。
AI予想エンジンKAIBA
◎レイユール
◯エリカエクスプレス
▲ティラトーレ
△ホウオウガイア
×モルティフレーバー
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
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