【香港国際競走】ソウルラッシュは芝コースで単走、動きの良さが目立つ 岩崎助手「去年より良い雰囲気だと思います」
三木俊幸
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
ソウルラッシュは10番ゲートに決定
12月5日(木)のシャティン競馬場は、風が吹くとやや肌寒さも感じる朝だった。日本調教馬9頭のうち、前日に追い切りを済ませたリバティアイランド、ジャンタルマンタル、ステレンボッシュ、プラダリアの4頭は馬場に姿を見せず。しかし、堀宣行厩舎所属のタスティエーラとサトノレーヴの2頭に加え、ソウルラッシュ、ルガル、トウシンマカオの5頭は芝コースに姿を表し、追い切りを行った。
5頭の中で最も動きの良さが目立ったのは、香港マイルに出走予定のソウルラッシュ。単走での追い切りだったが、直線で騎乗していた岩崎祐己助手の左ムチが抜かれてゴーサインを出されると、一気に加速。前走のマイルCSを勝利した時に匹敵する出来にあるように感じた。
追い切り後に行われた枠順抽選会では、14頭立ての10番ゲートに決まった。岩崎助手は「内すぎる外すぎるという両極端な枠でなければいいなと思っていたので、良かったと思います」とコメント。また昨年の香港マイルでは4着という結果に終わったが、「去年よりは一段階成長している感じもありますし、調子も良さそうで去年より良い雰囲気だと思います」という言葉からも好レースを期待して良さそうだ。
ルガルは西村淳也騎手騎乗で追い切り
その他では香港スプリントに出走予定のルガルも好調をキープしているように映った。追い切りは西村淳也騎手が騎乗して単走で6F83.3、ラスト2Fを22.4でまとめた。管理する杉山晴紀調教師は「ちょっとのんびりし過ぎてるところもあるので、今週競馬だということを伝えるために最後の1Fは多少プレッシャーをかける内容でした」と振り返る。
ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
ゲートは9番に決定。地元香港の新星カーインライジングなど強敵が揃うが、スプリンターズSを制した勢いそのままにどこまで戦えるのか注目したい。
国枝栄調教師「状態はすごく良い」
香港ヴァーズに出走を予定している3歳牝馬ステレンボッシュは、今朝は厩舎周りの運動を行ったとのこと。管理する国枝栄調教師は「状態はすごく良い」と笑顔で語った。枠順抽選の結果大外の13番ゲートからスタートすることに決まったが、レースで騎乗するJ.モレイラ騎手はシャティンコースを知り尽くしており、心配する必要は無さそうだ。
ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
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