【中央競馬】東京競馬場、先週6月1、2日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、函館での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
雨が降ったりやんだり、不安定な状況で開催された先週の東京開催。芝の枠別成績は天気が不安定な割には、それほど内外の有利不利はなかった。強いて挙げるなら2枠が【0-1-2-12】と勝ち星なしだったことぐらいか。とはいえ、その隣の3枠は【3-2-0-10】と悪くない。馬場としては内がそこそこ伸び、外との差があまりなかった。外からの場合は位置を取れるかどうかが重要だった。
☆脚質
逃げは【0-4-0-7】と勝ちがなかったものの、先行は【6-2-5-21】勝率17.6%、複勝率38.2%となかなか。位置が取れて直線の進路を選べる前が有利だった。反対に追込は【1-2-0-38】複勝率7.3%と厳しく、勝ったのは単勝オッズ2.1倍の人気馬だけ、それも10頭と少頭数のレースだった。
☆その他
5月は計3勝だった横山武史騎手が先週の芝だけで3勝をマーク。成績は【3-0-1-4】で馬券に絡んだのはいずれも2、3歳馬だった。クラシックでの活躍から若駒との相性がいいイメージがある同騎手。芝で2歳馬に乗った際は通算で【81-75-62-360】勝率14.0%、複勝率37.7%、3歳馬なら【148-117-119-771】勝率12.8%、複勝率33.2%と良い。4番人気以内ならどちらも複勝率50%を超えてくるので、狙い目はここだ。
【ダート】
☆枠順
雨の影響で両日重馬場での開催となった東京ダート。どちらかといえば外枠が有利だった。際立ったのは6枠【2-2-4-16】複勝率33.3%で、単複の回収率も100%を超えた。ただし、代わりに5枠が【0-1-1-22】複勝率8.3%と割を食った。
☆脚質
土日どちらも差し、追込が届く馬場だった。特に追込は【4-2-2-53】で逃げ~差しを上回る4勝と普段以上に活躍。差しも【3-7-4-57】で複勝率19.7%、逃げの同33.3%、先行の同21.7%と見劣りしない数字をマークした。上がりの観点で見ても最速だと【6-2-1-4】勝率46.2%、複勝率69.2%。上がり5位以下は【2-3-4-127】勝率1.5%、複勝率6.6%で、上がりが使えない馬には厳しい馬場だった。
☆その他
C.ルメール騎手が【4-0-0-3】と勝ち星を重ねた裏で、永野猛蔵騎手が【1-1-1-4】、土日の準オープン以上で2、3着と奮戦した。通算成績を見ると芝で32勝、ダートで61勝とイメージ通りダートの方がいい。ちなみに一部で囁かれている「永野猛蔵騎手は最終レースで買い」だが、これはデータ的に真。ダートでは最終レースが最多10勝で、勝率7.5%、複勝率20.1%と好走率が高い。5番人気以内なら【8-2-8-21】で勝率20.5%、複勝率46.2%まで上がるので、人気馬なら託してしまうのも手だ。
【傾向まとめ】
・芝:内伸びの馬場、先行馬有利。若駒の横山武史騎手
・ダート:外枠、差し追込有利。ダート最終レースの永野猛蔵騎手は買い
おすすめ記事