【中央競馬】京都競馬場、先週6月1、2日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の京都競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、函館での3場開催。ここでは先週の京都競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~4枠【3-5-4-48】複勝率20.0%、複回収率37%に対し、5~8枠【8-6-7-59】複勝率26.3%、複回収率132%と妙味まで含め外目が優勢。連続開催7週目ということで直線では外の方へ持ち出す馬が多く見受けられ、内目の馬場状態は良くはなさそうだ。今週はこの傾向を踏まえて予想したい。
☆位置取り
4角位置で成績を見ると5番手以内が【9-8-8-37】複勝率40.3%。芝は11レースあったが馬券内のほとんどがこれに該当と前の馬が有利だった。同9番手以下まで下がると【1-1-1-43】複勝率6.5%と展開が向かない限りは厳しい結果に。土曜メインの鳴尾記念では1:57.2と当該コース歴代4位のタイムが出たように超高速馬場で前が止まりにくい点は覚えておこう。
☆その他
友道康夫調教師の管理馬が鳴尾記念で勝利するなど【3-0-0-2】の活躍。同厩舎の19年以降、芝2000m以上成績を競馬場別で見ると京都が【16-11-16-41】で複勝率は全場最高の51.2%をマークしている。ほかにも阪神(同49.4%)、中京(同46.5%)が好成績。一方、東京や中山は複勝率30%台前半と大きな差が出ている。西側の主場中心で狙っていきたい厩舎だ。
【ダート】
☆枠順
1~2枠が【0-2-1-37】複勝率7.5%と内枠が圧倒的劣勢だった。先週は前有利傾向だったなか、1~2枠の馬の3/4以上が中団以降での競馬となっていたことが要因と考えられる。他の枠からは好走馬が万遍なく出ていたが5~6枠が特に好調で【5-4-5-31】複勝率31.1%だった。
☆位置取り
4角先頭が【3-6-0-3】連対率75.0%、同2番手以内【7-9-1-11】連対率57.1%と前が止まらない馬場だった。直線が短く平坦なコースに加え、全レース稍重での開催とあって、ある程度ペースが流れても前が残れていた。反対に4角7番手以下は【2-2-4-87】複勝率8.4%と厳しい結果。ただし、1200m戦では【2-1-3-27】同18.2%と大健闘しており、1200m戦においては有力な差し馬は警戒が必要だ。
☆その他
森秀行調教師の管理馬が【1-1-1-1】と活躍。好走馬はいずれも逃げ先行馬だった。同厩舎の19年以降、ダート成績を脚質別で見ると逃げ34勝、先行42勝、差し7勝、追込3勝と逃げ先行中心に結果を出している。そのため、前残りになりやすい道悪馬場と相性が良く、逃げ先行×良馬場が勝率14.4%、複勝率35.4%なのに対して、逃げ先行×稍重以下では勝率21.0%、複勝率42.6%と成績が上昇する。条件が整った際は実践しよう。
【傾向まとめ】
・芝:外目×先行勢が有利。友道厩舎は京都2000m以上で複勝率50%超え
・ダート:内枠劣勢、前が圧倒的有利。逃げ先行中心の森厩舎は道悪ダートが狙い目
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