【葵S】AIの本命はエトヴプレ "短距離のダービー"は「牝馬」がオススメ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
牝馬が優勢
5月25日(土)に京都競馬場を舞台に争われる葵S(GⅢ・芝1200m)。日本ダービーは3歳の頂点を決める一戦だが、こちらは3歳の短距離王を決める一戦といっていい。今年も18頭のスピード自慢が集まったが、AI予想エンジンKAIBAはどの馬を本命に推奨したのだろうか。
AI本命馬:エトヴプレ
●短評
8月の小倉でデビューし、9月に未勝利を脱出。11月の福島2歳SでOP競走を制して12月の中京2歳Sで4着と、持ち前の先行力を武器に早期から短距離で活躍してきた。2走前のフィリーズレビューでは11番人気1着と激走し、距離延長で挑んだ桜花賞では逃げ先行勢が崩れるなか、道中2番手から0.3秒差5着と粘った。実力、実績ともにメンバーでトップクラスの一頭だ。
●データ
重賞に格上げされてからまだ6年だが、この間で牡馬・セン馬【2-3-2-50】複勝率12.3%より牝馬【4-4-3-32】同25.6%が優勢。昨年はモズメイメイがロケットスタートを決めて逃げ切り、21年は上位3頭がすべて牝馬だった。牡馬に比べて斤量でアドバンテージがあるため、この結果に繋がっていると考えられる。
牝馬のなかでも「前走桜花賞かつ4角3番手以内」は【1-1-0-1】勝率33.3%、複勝率66.7%。ハイレベルGⅠでの先行経験は貴重だ。過去にもモズメイメイや21年2着のヨカヨカが結果を残した。
3歳戦ということで生まれた月もデータとして有効。特に本馬は「牝馬×3月生まれ」【2-2-0-7】勝率18.2%、連対率36.4%、単回収率1021%に唯一該当。好走率、回収率の両面で優秀だ。
ちなみにAIの印を見ると、▲エリカカリーナ、×エポックヴィーナスも牝馬。AIも牝馬のデータを重視したようだ。
AI予想エンジンKAIBA
◎エトヴプレ
◯アウェイキング
▲エリカカリーナ
△ペアポルックス
×エポックヴィーナス
《KAIBAとは?》
独自に開発した競馬予想AIエンジンである。過去数十年分のレース結果、競走馬、騎手、調教師、コース情報やタイム、天気や馬場状態など、ありとあらゆるレースに関する膨大な情報をAIが自動で学習し、予想を行う。これらの予想を元に、回収率を重視した買い目、的中率を重視した買い目を推奨する。
《関連記事》
・【葵S】桜花賞5着エトヴプレの取捨がカギ 好走馬多数輩出の橘S組は勝ち馬より2着ペアポルックスに注目
・「京都巧者」をデータで徹底調査 京都ダートに抜群の適性を誇る種牡馬とは?
・【葵S】過去10年のレース結果一覧
おすすめ記事