【中央競馬】京都競馬場、先週5月11、12日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の京都競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、新潟での3場開催。ここでは先週の京都競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1、8枠以外は複勝率20%オーバーで結果だけ見ると比較的フラット。好枠は4枠【3-2-0-12】連対率29.4%あたりで、その一方で8枠は【1-1-1-17】で好走馬は上位人気馬のみだった。ただ、レース内容を見るとBコース初週らしくインを立ち回る馬の好走が目立っており、馬場傾向としては内側に注目したい。内回りでは1~5枠【5-4-5-37】複勝率27.5%、6枠以降【2-3-2-34】同17.1%となっており、外はやや割引が必要だろう。
☆脚質
逃げ【2-3-1-5】連対率45.5%、複勝率54.5%、さらに4、5着馬も1頭ずつと逃げ馬が圧倒的。Bコース替わりでインの立ち回りが有利になった影響が大きいか。ただし、全体として前への意識が強く、差し【5-6-5-33】複勝率32.7%と展開次第では中団から台頭の余地はあった。追込は【1-0-2-36】とさすがに厳しいが、唯一の勝ち馬は4角からインを立ち回って伸びており、インを攻めれる馬や騎手には警戒が必要だ。
☆その他
上村洋行調教師が【2-0-0-1】と活躍。今年は【20-15-10-50】複勝率47.4%と驚異的な成績で現在全国リーディング3位と波に乗っている。最も騎乗数が多いのは岩田望来騎手で通算では【19-17-6-59】連対率35.6%の好成績。その他、注目したいのは横山武史とのタッグ。通算【17-6-3-22】と1着が非常に多く、勝率35.4%、単勝回収率146%と率も素晴らしい。このうち10勝は北海道で挙げており、来月から開催の夏競馬で要チェックだ。
【ダート】
☆枠順
2枠【4-1-1-13】、6枠【4-0-0-19】など内外どちらにも好枠が存在しており、大きく凹んでいる3枠【1-0-0-19】を除くとフラットな傾向。後述するが基本的に前へ行った馬が勝利しており、内枠から先行できれば2枠成績のように勝ち切るが、そうでないと3枠の馬のように凡走していた。
☆位置取り
4角位置で成績を見ると同1番手【7-0-3-2】勝率58.3%、複勝率83.3%と4角先頭がベストポジション。7、14番人気の穴馬も勝利を挙げているように馬場やコース形態の恩恵は大きそうだ。そのため、同6番手まで下がると【1-3-3-102】で僅か1勝。とにかく前を狙っていきたい。
☆その他
新人・吉村誠之助騎手が【2-1-0-5】の活躍で通算成績を【6-3-3-86】と大きく伸ばした。同騎手はデビューからしばらくは中団~後方の競馬が多かったが、先月からの京都開催以降、ダートでは逃げ先行【3-1-0-2】と成績が急上昇。前有利のコース傾向と軽い斤量がシナジーを生んでいる。今後も押さえていきたい騎手だ。
【傾向まとめ】
・芝:内目、逃げ優勢。好調の上村洋行調教師、北海道シリーズでは横山武史騎手とのタッグに注目
・ダート:枠は比較的フラット、4角先頭が圧倒的有利。吉村誠之助騎手の逃げ先行に注目
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