【中央競馬】東京競馬場、先週4月27、28日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の東京競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、新潟での3場開催。ここでは先週の東京競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1枠【3-2-1-8】勝率21.4%、複勝率42.9%と好成績。特に日曜は後半4レース連続で同枠の差し馬が連対していた。ただ、4~8枠【6-9-9-74】複勝率24.5%から、全体の好走率としてはやや外目が優勢か。徐々に差し馬が台頭していることも併せて注意したい。
☆位置取り
4角2~4番手【2-3-5-28】2勝、複勝率26.3%と先行馬が勝ち切れない結果。対し、同5~10番手【5-5-4-45】5勝、複勝率23.7%と差し馬が徐々に台頭してきた。上がり最速は【6-3-1-3】勝率46.2%、複勝率76.9%と圧倒的な数字を残しており、今週以降は末脚自慢の馬を狙っていきたい。
☆その他
ゴールドシップ産駒が【2-0-0-4】4、6番人気馬が激走した。19年以降、4~6月の同産駒の東京芝成績を見ると牡、セン馬【4-8-9-89】勝率3.6%、複勝率19.1%に対し、牝馬が【10-5-11-63】勝率11.2%、複勝率29.2%と明らかに好成績。オークス【1-0-1-2】、目黒記念【1-0-1-0】などこの後に控える重賞でも好成績を残しており、該当馬がいれば要チェックだ。
【ダート】
☆馬番
馬番別成績を見ると一桁番枠の中で明暗が分かれていた。1~3番【2-2-1-34】複勝率12.8%に対し、4~9番【7-8-6-57】同26.9%とやや内目~中目が好走傾向 。データを見ると1~3番枠の多数が後方での競馬となっており、隣に構える4~9番枠の馬たちが位置取り面で優位に立っていたようだ。その他では大外馬番【2-2-0-9】複勝率30.8%とダートらしい大外有利の傾向も健在だった。
☆位置取り
4角位置での成績を見ると同1番手が【4-2-0-7】勝率30.8%、単勝回収率235%と勝ち切りが多く妙味面でも優秀だった。同3番手以内でも【8-7-5-25】勝率17.8%、複勝率は44.4%であり直線を先頭付近で迎えることが重要だった。一方、同9番手以下まで位置が下がると【3-0-3-72】勝率3.8%、複勝率7.7%と厳しい。相当な末脚がなければ後ろからは届かなかった。
☆その他
美浦所属馬が【7-10-11-136】複勝率17.1%に対し、栗東からの遠征馬が【6-3-2-16】同40.7%と非常に優秀な成績。19年以降、4~6月の東京ダート成績を所属別で見ると、美浦が連対率12.5%、複勝率19.1%、栗東は連対率17.5%、複勝率24.3%と関西馬の方がいい。特に4歳馬は連対率27.6%、複勝率37.2%と高水準。該当馬は要チェックだ。
【傾向まとめ】
・芝:外、差しに傾向がシフト。ゴールドシップ産駒の牝馬に注目
・ダート:やや内、前有利。4~6月は栗東の遠征馬、特に4歳馬が好成績
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