【中央競馬】京都競馬場、先週4月20、21日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
ⒸSPAIA
先週の京都競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は東京、京都、新潟での3場開催。ここでは先週の京都競馬場の傾向を、枠順、位置取りの観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1~4枠【7-4-6-44】勝率11.5%、複勝率27.9%に対し、5~8枠【4-7-5-63】勝率5.1%、複勝率20.3%で内有利傾向。開幕週ということで内に注目だ。特に1枠【3-1-1-9】複勝率35.7%、2枠【1-2-2-10】同33.3%で、ここは重視したい。ただし、展開が外に向くケースもあったようで7枠【1-3-0-17】複勝率19.0%、8枠【1-2-2-18】同21.7%と健闘していた点には留意したい。
☆位置取り
4角位置が4番手以内【9-7-4-31】勝率17.6%、複勝率39.2%から前有利傾向。芝11戦のうち9勝がここからだった。開幕週の馬場で基本は内前有利だ。同5番手以下は【2-4-7-76】勝率2.2%、複勝率14.6%で勝ち切りは厳しかった。ただし、マイラーズCのように厳しいペースとなった際は差し馬も台頭する余地はある。
☆その他
京都競馬場を“庭と”称する武豊騎手が【2-0-1-4】と活躍。JRA通算4500勝まであと5勝と迫った。京都芝の通算複勝率は42.9%と高水準、中でも2400m(複勝率51.5%)、3200m(同65.4%)など長距離での信頼度は非常に高い。今週は過去に8勝を挙げている天皇賞(春)に騎乗予定。押さえずにはいられない。
【ダート】
☆枠順
1~4枠【8-7-7-55】勝率10.4%、複勝率28.6%に対し、5~8枠【5-6-6-81】勝率5.1%、複勝率17.3%と内有利。特に1枠は【3-2-1-12】連対率27.8%と抜群だった。直線が短く平坦コースなことから内枠の逃げ先行馬が活躍する形だった。7枠までは勝ち馬も出ており外が大きく不利ではなかったが、8枠【0-2-1-23】複勝率11.5%と大外はさっぱりだった。ちなみに好走馬3頭はみな先行馬だった。
☆位置取り
逃げ【6-2-1-4】勝率46.2%、複勝率69.2%から逃げ馬が圧倒的有利。上述したように直線が短い平坦コースという形態がダートの前有利傾向をより強くしている。そのため、先行も【2-8-6-31】複勝率34.0%と上々。一方の追込は【1-1-1-52】同5.5%と非常に厳しい。
☆その他
今回が昇級戦となる馬が【3-4-0-14】と好調だった。特に、今回1、2勝クラスでの昇級戦となる馬が【3-3-0-7】単回収率227%、複回収率189%と妙味まである。2勝クラスまでは昇級馬の勢いが通用するようだ。
【傾向まとめ】
・芝:開幕週で内前有利。武豊騎手は京都長距離の信頼度◎
・ダート:内前有利。1、2勝クラスは昇級戦の馬が狙い目
おすすめ記事