【中央競馬】福島競馬場、先週4月6、7日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の福島競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、福島での3場開催。ここでは先週の福島競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
開幕週、小回り、直線が短いコース、良馬場まで条件が揃って内枠が有利にならないわけがない。1枠【4-2-0-14】勝率20.0%、複勝率30.0%、3枠【6-2-3-10】勝率28.6%、複勝率52.4%で11戦で1着10回(うち1回は1着同着分)。内枠しか勝たん状態だった。7枠【0-0-1-21】を含む5枠以降は【1-3-5-79】勝率1.1%、複勝率10.2%と散々。むしろ運悪く外に入ったことで負けて、次走が狙い目になる馬も多いはず。レースを見直しておきたいところだ。
☆位置取り
上記の条件から考えても前が有利になるのは想像に難くない。4角時点で前、具体的には5番手以内にいれば【11-7-6-37】と圧倒的だ。同7番手以下で【0-2-3-89】と勝ち馬なし。ほぼほぼ4角で大勢は決すると見ていい。
☆その他
丹内祐次騎手が【1-3-2-4】と活躍、穴馬の好走もあった。好走馬の内訳を見ると牡馬が【1-3-1-1】、牝馬が【0-0-1-3】と牡馬の方が良い。芝の通算成績を見ても牡馬・セン馬の方が良い傾向にあり、特に福島では牡馬・セン馬【31-37-30-399】勝率6.2%、複勝率19.7%に対して牝馬【16-19-23-355】勝率3.9%、複勝率14.0%と前者がいい。牝馬自体が福島で成績が悪いわけでもないので、丹内祐次騎手は牝馬の扱いが少し苦手なのかもしれない。牡馬・セン馬で狙いたい。
【ダート】
☆枠順
好走率の面で見ると、1枠【2-1-0-10】勝率15.4%を中心とした内枠が有利。5枠は【0-1-1-17】と凹み、6枠以降は勝ち馬こそ出たが、内枠に比べるとやや好走率が見劣っていた。砂を被るデメリットより、最短距離を回るメリットが勝ったようだ。
☆位置取り
4角1番手が【4-3-0-3】単回収率476%と前が非常に有利。芝よりも短い直線が後押ししたか。同5番手以下は【2-5-6-94】で、この位置でも勝ち切るのは難しかった。
☆その他
ドゥラメンテ産駒が【2-0-1-1】と活躍。中央ダートの通算成績は【144-126-105-1047】勝率10.1%、複勝率26.4%となかなかだ。距離別で見ると1500m以下は【39-34-19-386】複勝率19.2%で、1600m以上は【105-92-86-661】同30.0%とダ短距離では好走率が低い。ちなみに回収率の面では短距離の方が分があるのだが、狙うなら左回りを推奨。ダ1500m以下×左回りは【24-15-8-176】単回収率271%に対して、ダ1500m以下×右回りは【15-19-11-210】同32%と大きな差がある。
【傾向まとめ】
・芝:内枠、前が圧倒的に有利。福島の丹内祐次騎手は牡馬・セン馬で勝負。
・ダート:内やや有利、前圧倒的有利。ドゥラメンテ産駒は1600m以上で安定、妙味なら左回りの短距離が◯
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