【中央競馬】阪神競馬場、先週3月23、24日のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

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先週の阪神競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は中山、阪神での2場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。

先週の阪神芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
全レース重馬場での開催という特殊な状況下にあった先週。1~4枠【6-5-6-31】複勝率35.4%に対し、5~8枠【4-5-4-50】同20.6%で内有利だった。内外回りで傾向に差があり、内回りは1~4枠が複勝率44.4%とより内有利。外回りは5~8枠が複勝率25.7%と外の馬が健闘していた。ただし、今週からはBコース替わりとなるので、一旦は定石通りに内枠有利で考えつつ様子を見るべきだろう。

☆脚質
逃げ【4-1-0-5】勝率40.0%と逃げ優勢、雨の日の定番に近い光景だった。他の脚質に関しては道悪をこなせる馬ならどこからでも好走していた。ただし、先行は【0-7-7-26】で好走率こそ高いが勝ちきれていない点は気がかりだった。

☆その他
先週は重馬場開催だったが、馬体重別成績を見ると460kg以下が【5-5-4-23】連対率27.0%、複勝率37.8%と比較的小柄な馬が活躍していた。20年以降の阪神芝で馬体重460kgの馬の複勝率は良馬場で21.2%なのに対し、重馬場では24.7%と成績を上げている。3年前の大阪杯(雨・重)で422kgのレイパパレが激走したように雨でぬかるんだ重馬場では小柄な道悪巧者に注目だ。


先週の阪神ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
全枠から勝ち馬は出ていたが、最多勝の3枠を中心に2、4枠も2勝ずつとやや内目の枠が勝ち切っていた。道悪開催だったことで外側を回すのがデメリットになっていたことが影響していそうだ。また、1~4枠は単回収率103%、複回収率142%と黒字域を達成。一方、8枠は【2-0-1-23】複勝率11.5%と物足りない結果だった。

☆脚質  
逃げ【4-0-1-8】勝率30.8%、複勝率38.5%。先行も【6-9-6-24】勝率13.3%、複勝率46.7%で前が止まりにくい。重or不良馬場の定石通りの結果だった。ただし、差しも【2-3-6-54】複勝率16.9%と勝ちきれないが道悪を得意とする馬であれば十分好走は可能だった。追込は【1-1-1-58】とさすがに厳しい。

☆その他
藤懸貴志騎手が【3-1-0-2】オール掲示板内と絶好調だった。19年以降の同騎手のダート成績は、逃げた際に【13-14-8-54】勝率14.6%、複勝率39.3%、単複回収率162%と好成績。さらにケイアイスタリオンの馬だと【3-4-1-5】複勝率61.5%と抜群の相性なので覚えておきたい。

【傾向まとめ】
・芝:内枠、逃げ有利。降雨での道悪開催では小柄な馬に注目
・ダート:やや内、前有利。藤懸騎手は逃げに注目、ケイアイスタリオンの馬だとさらに期待度UP

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