【中央競馬】阪神競馬場、先週3月9、10日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、中京での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆馬番
1~9番枠【8-7-9-55】複勝率30.4%に対して、10番枠以降は【1-2-0-18】同14.3%で外目は劣勢だった。一桁馬番に関しては大半が少頭数戦だったこともあってどこからでも好走馬が出ていた。日曜メインもインを通った逃げ馬が穴を開けていたことから今週もこの傾向は続きそうだ。
☆位置取り
逃げ【3-0-1-5】勝ち馬3頭は5、5、11番人気で、平均人気6.2に対し平均着順が3.9着と逃げ馬が激走。他は展開次第といった結果で先行【3-3-4-24】複勝率29.4%、 差し【1-4-3-19】同29.6%とイーブン。追込も【2-2-1-25】同16.7%と健闘していたが好走馬はすべて3番人気以内で能力が求められた。
☆その他
藤岡佑介騎手が【1-1-1-1】と好調。逃げて11番人気1着、5番人気3着など穴馬を激走させていた。後方で脚を溜めるイメージを持たれがちな同騎手だが、19年以降、芝での逃げ成績を見ると【48-25-23-93】複勝率50.8%で単複回収率は100%超えと抜群の成績。前に行けそうな馬で買いたい。
【ダート】
☆枠順
5枠【4-2-1-19】4勝、複勝率26.9%や7枠【2-3-3-20】複勝率28.6%などやや外目の枠が好走傾向。砂を被りにくいことや、芝スタートコースでは長く芝を走れるなど外側のメリットが大きいダートでは逆らいづらい傾向だ。一方、1枠【0-1-1-18】で唯一勝ち星がなかった。ただ、穴馬が2頭好走。2頭とも1200m戦を走っており、厳しいペースになりやすい短距離であればインで溜めれる内枠の利点が生きそうだ。
☆位置取り
逃げ【3-3-0-8】複勝率42.9%、先行【5-5-8-36】同33.3%と湿った馬場の時ほどではないが前が優勢。番組の大半が未勝利戦、1勝クラスなど「強い馬が必然的に前に位置しやすい」下級条件であることも数字に影響していそうだ。先行争いが激化しやすい1200mやスタミナが問われる2000mなどでは、差しが複勝率25%を超えており中団からでも戦える馬場だ。ただし、追込となると【2-2-1-55】複勝率8.3%、慎重に吟味する必要がある。
☆その他
ホッコータルマエ産駒が【2-1-1-1】と優秀な成績。同産駒は中央開催で妙味があるようで、ダートのローカルが単勝回収率76%に対し、中央開催では104%と黒字域だ。阪神では同128%をマークしており、引き続き狙っていきたい種牡馬だ。
【傾向まとめ】
・芝:外目不利、逃げ馬激走。 藤岡佑介騎手は逃げ馬で信頼
・ダート:やや外枠、前有利。ホッコータルマエ産駒は阪神を筆頭に中央開催で妙味あり。
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