【中央競馬】阪神競馬場、先週3月2、3日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の阪神競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、中京での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
1枠【0-1-0-11】複勝率8.3%、2枠【1-0-0-13】複勝率7.1%など内枠が苦戦傾向。まだ2週目ながらも開催1~3日目が道悪だったことが影響したか。特に外回りでは1~2枠【0-0-0-16】と全滅だった。他はどこからも好走馬が出ており、特に3枠【3-2-2-8】複勝率46.7%が出色。今週は最内を除いた内目あたりに注目してみたい。
☆脚質
逃げ【2-1-2-5】複勝率50.0%や、先行【4-7-6-22】同43.6%が好調。特に逃げは平均7.4人気に対し平均4.8着と人気以上の好走傾向で前優勢といえる。一方、追込は【1-0-1-33】で好走馬2頭は厳しい流れとなったチューリップ賞からのみ。展開が味方しない限りは前を重視したい。
☆その他
キズナ産駒が【3-1-1-7】と活躍、勝ち馬は全て3歳馬だった。同産駒の現3歳世代が“当たり年”といえるパフォーマンスの高さで、芝の世代成績は【43-33-18-151】勝率17.6%、複勝率38.4%、単回収率94%と優秀(23年以降の同産駒の芝全体成績は勝率11.3%、複勝率31.0%)。キズナ産駒の3歳世代は要チェックだ。
【ダート】
☆枠順
1枠が【0-1-0-16】複勝率5.9%とここだけ凹んでおり最内枠が劣勢だった。凡走馬の多くは中団以降を追走しており、唯一の好走馬は1番人気かつ先行馬だった。最内の場合は前に行けて位置を確保できる馬、もしくは力が抜けている馬でないと厳しいか。ほかはどこからでも勝負になりそうだが6枠が【3-4-5-12】同50.0%と抜群で、隣の5枠も3勝していることから少し外目の枠に注目したい。
☆位置取り
4角2番手の馬が【4-6-2-4】連対率62.5%、複勝率75.0%、複回収率251%と超のつくパフォーマンスだったように圧倒的に前有利。水分含みの馬場で前が止まりにくかったことが傾向を加速させたか。よって、同5番手以下は【3-2-4-99】複勝率8.3%と好走馬が10頭未満。今週もダートの含水率は気にしたい。
☆その他
松山弘平騎手が【2-5-1-2】7/10連対と文句なしの騎乗。馬券内好走時の4角通過順は全て5番手以内という積極的な騎乗が結果に繋がったようだ。同騎手の19年以降阪神ダート勝率を馬場状態別に見ると、良馬場13.5%、稍重、重16.0%、不良19.1%と水分含みの馬場で成績を上げる。基本的に前が止まりにくくなる湿った馬場で狙っていきたい。
【傾向まとめ】
・芝:1、2枠不振、逃げ先行有利。現3歳世代のキズナ産駒(芝)は“当たり年”!?
・ダート:最内劣勢、圧倒的前優勢。松山弘平騎手は湿った馬場で狙い目。
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