【中央競馬】阪神競馬場、先週2月24、25日のレース傾向まとめ 

SPAIA編集部

イメージ画像,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

先週の阪神競馬場の傾向は?

今週末の中央競馬は中山、阪神、小倉での3場開催。ここでは先週の阪神競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。

先週の阪神芝の傾向,ⒸSPAIA


【芝】
☆枠順
1~4枠【3-3-8-35】複勝率28.6%、5~8枠【6-6-1-54】同19.4%という結果。8枠が【3-2-0-14】で外目の成績を引き上げていたが、勝負所では前、つまり内側を走っての好走であり、本質的には複勝率が示しているように内有利。特に1枠は平均7.4人気に対し平均5.6着で人気以上に走れており、内枠に恩恵があることの裏付けとなっていた。なお、初週時点では内・外回りでの大きな違いも見られなかった。

☆位置取り
逃げ【2-2-1-4】複勝率55.6%と優秀。また、4角位置成績を見ると4角2番手以内【5-2-2-14】同39.1%で、芝9戦中5勝がここから。4角前方にいることが重要だった。開幕週、かつ雨で湿った馬場ということで前の馬が残りやすかった。よって、4角10番手以下【1-1-1-31】同8.8%と不振、連対馬2頭については外回り戦からなので、内回り戦では勝ち負けに参加できていなかった。

☆その他
松山弘平騎手が【3-1-1-4】、逃げや先行策中心に大活躍した。同騎手の21年以降の芝成績を見ると4角5番手以内【134-105-70-426】勝率18.2%、複勝率42.0%で単勝回収率は110%。先行する競馬が得意で、データ上では前に行ける馬を買い続ければ儲かることになる。


先週の阪神ダートの傾向,ⒸSPAIA


【ダート】
☆枠順
1枠【0-0-3-15】複勝率16.7%、2枠【1-1-1-17】同15.0%などとにかく内枠不利。好走馬のほとんどは前に行けた馬で、位置を取れなかった馬は苦戦していた。他は概ね好調で内~外目、どこでも問題なさそうだ。先週は4枠【4-4-0-15】同34.8%が特に目立っていた。

☆位置取り
ダートは全15戦して4角4番手以内が【14-11-10-37】で極端に前有利だった。稍重以上の湿った馬場での開催で前が止まりにくい状況だった。同7番手以下となると【0-2-3-84】で勝ち馬ゼロ。特殊な馬場での開催だったので、今週良馬場となった場合はまず様子見から始めるのが吉だろう。

☆その他
ストームバード系種牡馬の産駒が【6-0-2-10】と活躍。勝ち馬6頭は全て逃げ、先行馬だった。同系統馬の23年以降ダート成績を脚質別で見ると逃げが勝率21.6%、単勝回収率163%、先行が勝率17.1%、単勝回収率141%と前へ行く脚質の成績が高水準(差し~追込は勝率4.3%)。前有利が想定される際は同系統の逃げ先行馬は握っておきたい。

【傾向まとめ】
・芝:開幕週らしく内、前有利。逃げ先行の松山騎手は買い。
・ダート:前へ行けない内の馬は割引、逃げ先行有利。ストームバード系の逃げ先行馬は期待値プラス。

おすすめ記事