【中央競馬】中山競馬場、先週2月24、25日のレース傾向まとめ
SPAIA編集部
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先週の中山競馬場の傾向は?
今週末の中央競馬は中山、阪神、小倉での3場開催。ここでは先週の中山競馬場の傾向を、枠順、脚質の観点からまとめる。
【芝】
☆枠順
周知の通り、開幕週の中山芝は内有利。やはり1枠【1-2-1-9】や2枠【2-0-3-8】などが複勝率30%オーバーだった。狙いとしては、平均5.2人気、平均8.5着の1枠よりは、2枠の平均6.8人気、平均6.6着の方が安定する。また、4枠も【2-2-1-9】単回収率124%と1枠が人気を集めるので、2、4枠辺りの方が妙味があった。ただし3枠は人気馬も入った割に【0-0-0-13】と厳しかった。内訳を見ると先行できていない馬が多かった。前に行けるなら狙えるはず。
☆位置取り
逃げ【3-3-0-3】ととにかく前有利。6番手以下で最初のコーナーに入った場合は【1-3-3-61】と勝ち馬はわずか1頭。5番手以内【8-6-6-30】勝率16%、複勝率40%と比べて苦しい。小回りの直線が短いコースらしく前で進めないと勝負にならなかった。
☆その他
週末は土曜2勝、日曜5勝の固め打ちだった戸崎圭太騎手。芝2勝、ダート5勝で後者の方で取り上げるところだが、ダートでの勝ち星は全て単勝5倍以下の上位人気でのものだった。芝は【2-1-2-3】単回収率171%で、好走はいずれも1600mか1800m。2019年以降の同騎手の通算成績を見ると中山芝1800mは【17-6-12-60】勝率17.9%と特に信頼できる。今開催でもどんどん狙っていこう。
【ダート】
☆枠順
1~4枠が3勝、5枠以降12勝とあからさまに外枠有利。1枠は【1-0-0-25】複勝率3.8%と苦戦を強いられた。勝利数では8枠4勝が最多も、回収率の面では7枠【3-3-3-21】単回収率109%が上回る。セオリー通り、7、8枠を中心視する方針で問題ない。
☆位置取り
4角2番手【6-5-2-6】勝率31.6%、複勝率68.4%がゴールデンポジション。人気馬がこの位置をとって押しきるパターンが多かった。一方、4角5番手以下は【3-4-5-142】複勝率7.8%で、この位置でも15戦3勝、10番手以下にもなると0勝だ。どう考えても前有利だ。
☆その他
5勝を挙げた戸崎圭太騎手以外なら、鮫島克駿騎手が【2-1-0-2】と健闘。中山ダートでの騎乗はデビュー以来ほとんどなく、先週はレアケースだった。全場通戦成績を見ると、ダートなら中央よりローカルで強く、1700m戦なら勝率9.4%、単回収率100%超えを記録している。今後はこのパターンで注目だ。
【傾向まとめ】
・芝:内、前有利。戸崎圭太騎手は中山芝1800mで信頼度高。
・ダート:外枠有利、4角2番手が好ポジション。鮫島克駿騎手はローカルの1700m戦が狙い目。
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